腰椎は、椎体と椎弓と言われる部位から構成されています。

これらは正常時だとバランスよく積み重なっているのですが、何らかの原因でバランスが崩れてしまい椎骨同士が滑ったようにずれてしまうことがあります。

このような症状を腰椎すべり症と言います。

腰椎すべり症になると、脚の痛みやしびれが現れ、放置していると歩行が困難になる場合があります。

脚のしびれや痛みがあり、１周間以上続く場合は熊本整骨院元 くまなん院にご相談ください。

脊椎は、椎体と椎弓から構成されています。

健康な人の場合、これらはバランスよく積み重なっています。

しかし、様々な要因によってバランスが崩れ、椎骨同士の位置がずれてしまうことがあります。

ずれた場所が腰椎の場合、腰椎すべり症といいます。

腰椎すべり症は、放置しておくと足の痛みやしびれを引き起こし、歩行が困難になることもあります。

また、腰椎すべり症には、症状によって「腰椎分離すべり症」と「腰椎変性すべり症」の2種類があります。

どの症状でも、脚のしびれや痛みが1週間以上続く場合は、当整骨院にご相談ください。

小学生から高校生までの成長期には、激しい運動やスポーツ活動で椎弓に負担がかかり、椎体と椎弓が分離する疲労骨折を起こすことがあります。

腰椎分離すべり症になると、腰椎の安定性が失われ、運動時や日常生活で慢性的な腰痛を引き起こします。

陸上競技、サッカー、バレーボール、水泳など体幹に負担のかかるスポーツをしている人は、腰椎分離すべり症になりやすいと言われています。

腰椎が分離しているため、元に戻すことは困難ですが、骨格の矯正、不良姿勢の改善、筋力強化により、しびれや痛みを緩和することができます。

正確な原因は不明ですが、椎間板、靭帯、関節突起など腰椎を支える身体組織の変性により、腰椎の安定性が失われ、椎骨や弓の位置がずれることが原因と考えられています。

この変形は長い年月をかけて進行し、その結果、腰椎の支持組織が破綻することが多いのです。

高齢の方がなりやすく、骨などの組織が変性しやすい女性に多い症状です。

どちらのタイプのすべり症も、腰の周りの筋肉が過度に緊張することで起こる坐骨神経痛と似たような症状を伴います。

熊本整骨院元くまなん院では、腰椎すべり症は筋肉の緊張による血管の圧迫が原因だと考えています。

筋肉が緊張すると硬くなり、血管が周囲の組織に栄養を送ることができなくなります。

これが腰椎の周囲で起こると、筋肉が少しずつ変性していき腰椎を圧迫、結果的に腰椎すべり症になってしまうのです。

もちろんこれだけでなく、筋膜性腰痛や坐骨神経痛、ぎっくり腰、脊柱管狭窄症などと言った症状とも関連が深いので、注意が必要です。

ここで注意したいのは、腰椎変性性すべり症と腰椎分離すべり症は特徴が異なるということです。

腰椎変性性すべり症は腰椎分離すべり症よりも発症頻度が高く、中年以降の女性に多くみられます。

このことから、女性ホルモンが関与している可能性が考えられます。

腰椎分離すべり症は第5腰椎に起こりやすく、その原因は成長期に激しい運動をしたことによるダメージの蓄積です。

また、腰椎分離症という疲労骨折も起こしやすいので、スポーツ後のケアは慎重に行う必要があります。

腰痛について 坐骨神経痛について ぎっくり腰について 脊柱菅狭窄症について

腰椎すべり症がまだ進行していない場合、腰椎を支えている筋肉や靭帯部分に異常な緊張がみられ、このことが原因で腰痛として自覚することができます。

その際しっかりと検査を行わず、ただの腰痛と思って放置していると、症状が進行して周囲の神経を圧迫するようになり坐骨神経痛の症状が現れてきます。

腰椎すべり症や坐骨神経痛は、脚のしびれや痛みが出てきて日常生活に支障をきたします。

歩くのが億劫になるので、歩かないでおくと筋力低下を引き起こし更に悪化するという悪循環にはまります。

少しでも脚に違和感を感じたのであれば、放置せずにまずは専門家に相談するようにしてください。

腰椎分離症は原因が特定できないため、病院などでは一時的な対処法として痛み止めやコルセットなどを勧められます。

しかし、これらの対策はあくまで一時的なものであり、神経を圧迫している原因を改善しない限り、根本的な改善は望めません。

それどころか、長期間の利用は筋力低下を招き、問題を悪化させることもあるので、過度な依存はおすすめできません。

腰椎すべり症は腰を曲げると起こりやすいので、

・できるだけ腰を曲げないようにする
・腰に負担をかけないように当整骨院のアドバイスを受けながらストレッチする
・腰の周りの筋肉を無理のない程度に鍛える

などが大切になってきます。

腰椎すべり症に効果的な予防法は、現在見つかっていません。

ただ、反り腰の状態でいると腰椎すべり症が悪化する事が分かっていますので、反り腰気味の方はお腹周りや背中、太ももの筋肉を鍛えること、ストレッチやマッサージなどを行うことで柔軟性が保たれ、反り腰の改善を行うことができます。

これらを行うと姿勢が良くなり、怪我しにくい身体作りを行うことができます。

相乗効果で腰への負担は軽減されますから結果的に腰椎すべり症を始め、腰のトラブルを減らすことに繋がります。

おすすめは、レッグレイズ、スクワット、プランク、バックブリッジなどです。

最初から負担を掛ける必要はありません。軽い運動程度でも効果が見られますので、自分が続けられると思う回数を、毎日続けるだけで十分です。

また、身体のメンテナンスに整骨院に定期的に通うと異常の早期発見に繋がり、悪化させずにすむ可能性があります。

腰椎すべり症は、大半の方が骨が前方にすべる症状が現れます。

腰を反る姿勢を放置していると、さらに前方にすべるようになるので症状が悪化してしまいます。

それを予防するためには、反り腰の原因となっている太ももの筋肉の緊張を和らげる必要があるので、ストレッチを行い柔軟性を保つようにしましょう。

• どちら向きでもいいので、床などに横向けに寝ます。
• 上になっている足首を、上になっている手でつかみ、できる限り踵をおしりの方へ近づけます。
• 太ももの前側の筋肉に痛みを感じない程度の位置で３０秒キープします。
• 反対側も同じように太ももを伸ばします。
• １日３セット程度行うようにしましょう。

踵をお尻に引き付ける際、腰が反らないように注意して行います。

腰椎すべり症の場合、まず患者様の痛みが起こっている周辺の状態を確認した上で、身体全体の状態を確認します。

その後、腰椎すべり症の早期改善を目指した施術を行います。

しっかりと腰椎すべり症の原因を見極めながら、原因となっている場所にしっかりとアプローチできるように手技による施術や鍼治療、時にはその他の施術をご提案させていただきます。

また、施術で腰椎すべり症が緩和されても、日頃の姿勢が悪かったら元に戻ってしまいます。

再度、腰椎すべり症が起こらない為にも、日頃のケアが大事になってきますので、生活習慣やストレッチ等も合わせてアドバイスさせて頂きます。

腰椎すべり症にお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。