巻き肩を改善すると肩こり・首こりはどう変わる?浅い呼吸との関係も解説

鏡を見ると、肩が前に入り込んでいる。

胸を開こうとしても、深呼吸がしにくい。

夕方になると肩こりや首こりが強くなり、寝る前まで身体が重い。

このような状態が続いている方は、巻き肩によって首や肩に負担が集まりやすくなっているかもしれません。特に60代になると、肩まわりの筋肉の硬さだけでなく、胸や背中の動きにくさ、呼吸の浅さも重なりやすくなります。

巻き肩を整えると、肩の位置が後ろに戻るだけでなく、肩甲骨や胸まわりが動きやすくなり、首こりや肩こりの負担が和らぎやすくなります。呼吸が浅い方は、胸を無理に張るのではなく、背中や肩甲骨の動きを含めて見直すことが大切です。

巻き肩は見た目だけの問題ではありません

巻き肩というと、姿勢の見た目を気にする方が多いです。

たしかに、肩が前に入ると背中が丸く見えやすくなります。ですが、巻き肩で大きく影響を受けるのは見た目だけではありません。

肩が前に入ると、首の後ろや肩の上側の筋肉が緊張しやすくなります。さらに胸まわりが縮こまり、肩甲骨が背中の上で動きにくくなります。

その状態で家事やスマホ、読書、台所作業などを続けると、首や肩の筋肉が休みにくくなります。肩こりや首こりを繰り返す方は、肩の位置と胸の開きやすさも確認したいところです。

深呼吸がしにくい方は胸まわりが固まっていることがあります

深呼吸をしようとしても、胸が広がらない。

息を吸っているつもりなのに、肩だけが上がる。

このような方は、胸まわりや背中が硬くなっている可能性があります。巻き肩の姿勢では、胸の前側が縮こまりやすく、背中は丸くなりやすいです。

胸や背中の動きが小さくなると、呼吸も浅くなります。呼吸が浅い状態が続くと、首や肩に力が入りやすくなり、肩こりや首こりが抜けにくくなる場合があります。

特に、夜に身体が休まらない、寝る前も肩に力が入っている、朝から首肩が重いという方は、呼吸のしやすさも大切な確認ポイントです。

肩を後ろに引くだけでは楽になりにくい理由

巻き肩が気になると、肩を後ろへ引いて姿勢を正そうとする方がいます。

一時的には姿勢が良くなったように感じるかもしれません。ただ、肩だけを無理に後ろへ引くと、首や背中に余計な力が入りやすくなります。

本来、巻き肩を見直す時は、肩を引くことよりも、肩甲骨が動くこと、胸まわりが広がること、背中が固まりすぎないことが大切です。

肩を後ろに引いてもすぐ戻る方は、肩の位置だけを直そうとしているかもしれません。肩甲骨や胸、骨盤の傾きまで含めて見ることで、首肩への負担が分かりやすくなります。

60代女性に多い巻き肩と肩こりのつながり

60代になると、若い頃よりも大きく腕を動かす機会が少なくなる方もいます。

買い物、料理、掃除、スマホ、読書など、日常動作の多くは身体の前で行います。手を前に出す時間が長いと、肩は少しずつ前へ入りやすくなります。

以前、深呼吸がしにくく、肩こりと首こりが続いている60代の女性から相談を受けたことがあります。日中は家事や用事をこなしているものの、夜になると肩に力が入ったまま抜けない感覚があるとのことでした。

身体を確認すると、肩だけでなく、胸まわりの硬さ、肩甲骨の動きにくさ、背中の丸まりが重なっていました。肩を揉むと一時的に軽く感じても、呼吸が浅いままだと首肩の緊張が戻りやすい状態でした。

巻き肩が変わると首の負担が軽くなりやすいです

巻き肩では、肩が前に入るだけでなく、頭も前へ出やすくなります。

頭が前へ出ると、首の後ろの筋肉が頭を支え続けます。人の頭は重さがあるため、少し前に出るだけでも首や肩には負担がかかります。

巻き肩を見直し、肩甲骨や背中の動きが出てくると、頭の位置も整いやすくなります。すると、首の後ろや肩の上側にかかっていた負担が分散しやすくなります。

首こりが強い方は、首だけを揉むのではなく、肩の入り方や肩甲骨の動きも一緒に見ていきたいところです。

肩甲骨が動くと肩こりの戻り方も変わります

肩こりを繰り返す方の中には、肩甲骨が背中に張り付いたように動きにくい方がいます。

肩甲骨は、腕を上げる、後ろへ引く、胸を開くといった動きに関わります。巻き肩で肩甲骨が外側へ広がったままになると、肩の上側の筋肉ばかり使いやすくなります。

肩甲骨が動きやすくなると、肩の筋肉だけで頑張る必要が少なくなります。家事で腕を使う時や、物を取る時の負担も変わりやすくなります。

肩こりがすぐ戻る方は、肩の硬さだけでなく、肩甲骨が背中の上で動いているか確認してみましょう。

呼吸を助けるセルフケア

巻き肩や浅い呼吸が気になる方は、強く胸を張るよりも、呼吸を止めずに動かすことを意識しましょう。

まず、椅子に座り、両手を太ももの上に置きます。背すじを無理に伸ばさず、足裏を床につけてください。

次に、息を吐きながら肩の力を抜きます。吸うことを頑張るよりも、吐く時間を少し長くするのがおすすめです。

その後、両肘を軽く後ろへ引きます。肩をすくめず、肩甲骨が少し寄る感覚を探しましょう。大きく動かす必要はありません。

最後に、両手を胸の前で軽く開き、胸まわりが少し広がる位置で深呼吸をします。痛みが出る場合は無理をせず、できる範囲で行ってください。

日常で気をつけたい巻き肩のクセ

巻き肩は、特別な動作だけで起こるものではありません。

スマホを見る時に顔が下がる。台所で手元をのぞき込む。読書中に背中が丸くなる。寒い時に肩をすくめる。こうした小さな姿勢が積み重なると、肩は前に入りやすくなります。

大切なのは、完璧な姿勢を続けることではありません。1日の中で、肩を少し後ろへ回す、息を吐いて肩を下げる、背中を軽く動かす時間を作ることです。

巻き肩が気になる方ほど、姿勢を正そうとして身体を固めやすいです。力で戻すより、動ける余裕を作ることを意識しましょう。

肩こり・首こりで確認するポイント

巻き肩と肩こり、首こりが重なっている場合、肩だけでなく胸まわり、肩甲骨、呼吸のしやすさを確認することが大切です。

整骨院元くまなん院では、巻き肩による肩の位置、肩甲骨の動き、首肩の筋肉の硬さを見ながら施術を行います。熊本市南区で買い物や家事の合間に身体を見直したい方にも、日常で続けやすいセルフケアをお伝えしています。

ただし、腕のしびれ、強い痛み、夜眠れないほどの痛みが続く場合は、自己判断だけで済ませず専門機関で確認することも必要です。

まとめ

巻き肩を改善すると、見た目の姿勢だけでなく、肩こりや首こりの負担にも変化が出やすくなります。

肩が前に入ると、首や肩の筋肉が緊張しやすくなり、胸まわりも縮こまりやすいです。その結果、深呼吸がしにくくなり、浅い呼吸と首肩のコリが重なりやすくなります。

寝る前に深呼吸をしようとしても、胸が広がらない。

肩を回しても、すぐに首や肩が重くなる。

そのような時は、肩だけを後ろへ引くのではなく、肩甲骨、胸まわり、呼吸のしやすさを一緒に見直してみましょう。無理に姿勢を正すより、力を抜いて呼吸できる身体を目指すことが、肩こりや首こりの緩和につながります。

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