股関節が痛いときに「やってはいけないこと・やっていいこと」
歩くたびに股関節がズキズキする、動かすと引っかかるような違和感がある――。
そんな股関節の不調は、日常生活の中のちょっとした動作で悪化してしまうこともあります。
今回は、整骨院元くまなん院が実際に多くの方をみてきた中で、「股関節がつらいときに避けたい行動」と「やっておくといいセルフケア」について分かりやすくご紹介します。
【まず知っておきたい】股関節が痛むときの状態とは?
股関節は、骨盤と太ももの骨をつなぐ重要な関節で、身体の中でも特に大きな可動域を持っています。
しかしその分、負担もかかりやすく、筋肉や関節まわりのバランスが崩れると、違和感や痛みを感じやすくなります。
とくに以下のような方は注意が必要です。
長時間の立ち仕事や歩行が多い
急に運動を始めた
反り腰や猫背など、姿勢のクセがある
冷えや筋力の低下を感じている
【やってはいけないこと】痛みを悪化させるNG行動
① 無理にストレッチや開脚をする
痛みをやわらげようとして無理に股関節を開いたり、ストレッチを強くやりすぎたりすると、筋肉や関節をかえって傷めてしまうことがあります。
特に「痛気持ちいい」を通り越して痛い場合は、すでにやりすぎです。
② 片足体重で立つ・足を組む
無意識にやってしまいがちな姿勢ですが、これも股関節まわりに左右差のある負担をかけてしまいます。
「いつも同じ足で組んでしまう」「立っているときに片側に体重をかけがち」な方は、まず意識して避けるようにしましょう。
③ 長時間の立ちっぱなし・座りっぱなし
同じ姿勢を続けることも、股関節周囲の筋肉のこわばりや血流の滞りを招きます。
「痛みをかばってずっと座っていた」「休みすぎて逆に硬くなった」という方も少なくありません。
【やっていいこと】股関節にやさしいセルフケア
① やさしい温めで血流を促す
股関節のまわりを温めることで、筋肉のこわばりがやわらぎやすくなります。
使い捨てカイロや湯たんぽなどで、腰や太もも横あたりを10~15分ほど温めてあげましょう。
※ただし、炎症が強い・熱感がある場合は冷やすほうが適切ですので、見極めが大切です。
② 軽い体操やウォーキング
痛みが強くない場合は、じっとしているよりも軽い動きで股関節まわりをゆるめてあげる方が回復につながります。
無理なく歩ける範囲でウォーキングしたり、太ももやお尻の筋肉を軽く動かす体操などが効果的です。
整骨院元くまなん院でも、個別に合わせた動き方のアドバイスを行っています。
③ 姿勢の見直し・座り方の工夫
反り腰や猫背、足を組む姿勢などは、股関節のバランスに大きく影響します。
座るときには骨盤を立てて深く腰掛けるよう意識するだけでも、股関節への負担がぐっと減ります。
まとめ|痛いときほど「無理をしない」「少しだけ動かす」がカギ
股関節が痛いときには、「しっかり休めること」と「やさしく動かすこと」のバランスが大切です。
「無理に動かさない」「強く伸ばしすぎない」「冷やしすぎない」ことを意識しつつ、自分に合った過ごし方を見つけていきましょう。
整骨院元くまなん院では、股関節の状態を丁寧に見極めながら、日常で気をつけたいポイントや、無理のない動かし方をお伝えしています。
「痛みがなかなか引かない」「どう動けばいいのか分からない」とお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。