スマホ首とストレートネックの違いとは?わかりやすく解説
最近よく耳にする「スマホ首」や「ストレートネック」。どちらも首に関するトラブルですが、実は意味や原因、状態に少し違いがあります。
この2つを混同している方も多いため、今回はそれぞれの特徴と違い、そして日常でできる対策について、整骨院元くまなん院の視点からわかりやすくお伝えします。
スマホ首とは?
スマホ首とは、スマートフォンを長時間使っているうちに、首が前に出た状態のクセがついてしまうことを指します。
正式な医学的名称ではありませんが、「スマホを使う姿勢に由来する首の不調」として広く使われています。
主な特徴
下を向いた姿勢が長時間続く
首が前に突き出たようになる
首や肩の筋肉に疲労がたまりやすい
目の疲れや頭痛、猫背も伴いやすい
この状態が続くと、筋肉のバランスが崩れ、首だけでなく肩や背中にも不調を感じやすくなります。
ストレートネックとは?
ストレートネックは、首の骨(頸椎)が本来持っている前向きのカーブ(生理的湾曲)が失われ、まっすぐに近い状態になってしまっていることを指します。
レントゲンなどで確認できる「構造上の変化」がある状態です。
主な特徴
頸椎の湾曲が少なくなっている
慢性的な首こりや肩こり、頭痛
上を向くと首に痛みを感じることがある
手のしびれや腕のだるさを伴うことも
ストレートネックは、スマホ首のような不良姿勢が長期間続くことで起こりやすく、いわばスマホ首の「進行した状態」と考えることもできます。
スマホ首とストレートネックの違いまとめ
比較項目 スマホ首 ストレートネック
原因 姿勢の習慣(スマホ操作など) 姿勢の影響による構造の変化
状態 首が前に出た姿勢のクセ 首の骨のカーブが失われている
症状 首こり、肩こり、疲れ、軽い頭痛など 慢性的な痛み、しびれ、上を向けないなど
改善 姿勢の見直し、ストレッチなどで改善しやすい 生活習慣の見直し+専門的ケアが必要な場合も
対策・セルフケアのポイント
◎正しい姿勢を意識する
スマホやパソコンを使う際は、画面の位置を目線に近づけるだけでも首への負担が変わってきます。
◎首まわりの筋肉をほぐす
軽く首を回す、肩甲骨を動かすなど、日々の小さな動きで筋肉のこわばりをやわらげておくことが大切です。
◎寝具や枕を見直す
高さが合っていない枕は、首のカーブに影響を与えやすく、ストレートネックの悪化を招くこともあります。
つらい症状は我慢せずに相談を
スマホ首の段階では、日々の姿勢改善やストレッチでよくなるケースが多くありますが、ストレートネックに進行してしまうと、自己流ではなかなか改善しないこともあります。
整骨院元くまなん院では、首や肩の状態をしっかり確認した上で、姿勢改善や筋肉バランスを整えるサポートを行っています。首まわりに不安を感じている方は、早めにご相談ください。
まとめ
スマホ首とストレートネックは似ているようで、状態や対応方法に違いがあります。
日頃から正しい姿勢を意識し、身体のサインを見逃さないことが大切です。
肩こりや首の重だるさが気になる方は、ぜひ一度自分の姿勢を見直してみてください。
そして必要に応じて、整骨院元くまなん院のような専門家の力を借りるのも、快適な毎日への一歩になります。