よい姿勢を保つコツと簡単ストレッチ

「姿勢が悪いと見た目が気になる…」と感じたことはありませんか?
けれども、姿勢の影響は見た目だけにとどまりません。呼吸が浅くなったり、肩や腰に余計な力が入って疲れやすくなったりと、身体全体のバランスに関わってきます。

整骨院元くまなん院では、姿勢の崩れからくる身体の不調にお悩みの方から多くご相談をいただいております。今回は、日常生活の中で取り入れやすい「よい姿勢を保つコツ」と、「簡単にできるストレッチ方法」をご紹介いたします。

正しい姿勢とはどのような状態?
姿勢と聞くと、「背筋をピンと伸ばすこと」とイメージされやすいかもしれません。ですが、本来の正しい姿勢とは、必要以上に力が入っていない自然なバランスのことを指します。

横から見たときに、「耳・肩・腰・膝・くるぶし」が一直線になるようなイメージです。このバランスが整っていると、筋肉や関節に過度な負担がかかりにくく、疲れにくい身体の土台をつくりやすくなります。

反対に、猫背や反り腰といった姿勢が続いてしまうと、一部の筋肉が常に緊張した状態になりやすく、コリや張りを感じやすくなってしまいます。

姿勢を保つために意識したい3つのポイント
よい姿勢を保つには、無理に力を入れてキープするのではなく、普段の生活の中で少しずつ意識を向けることが大切です。以下のポイントを取り入れてみると、身体がラクな状態に近づきやすくなります。

① 座るときの骨盤の位置を整える
椅子に座るときは、浅く腰かけて背もたれに寄りかかるのではなく、骨盤を立てるような意識で座ってみてください。お尻の左右にある「坐骨」を感じられる位置が目安です。骨盤が安定すると、上半身の姿勢も自然と整いやすくなります。

② スマートフォンやパソコンの高さに注意する
目線よりも下に画面があると、首が前に傾きやすくなります。可能であれば画面の位置を少し高くするか、目線を意識しながら使うと負担が分散されます。

③ 呼吸の深さを意識してみる
姿勢が崩れていると呼吸が浅くなりがちです。深くゆっくりと呼吸することで、腹筋や背筋まわりのインナーマッスルがやさしく刺激され、身体の軸が安定しやすくなってきます。

ご自宅でできる簡単ストレッチ
筋肉の柔らかさや関節の動きを保つためには、日々のストレッチがとても効果的です。ここでは、姿勢維持に大切な背中や股関節まわりをゆるめるストレッチを2つご紹介します。

1. 背中まわりをほぐすストレッチ
・椅子に座ったまま、両手を胸の前で組みます。
・そのまま左右にゆっくりと身体をひねっていきます。
・呼吸にあわせて、無理のない範囲で左右交互に行いましょう。(目安:左右5回ずつ)

この動きは、背骨のねじれをやわらげ、肩甲骨まわりの緊張をほぐすのに役立ちます。

2. 股関節の柔軟性を高めるストレッチ
・仰向けになり、右足のくるぶしを左ひざの上に乗せて、数字の「4」のような形にします。
・そのまま左足を胸に引き寄せるようにして、右のお尻が伸びている感覚を味わってみましょう。
・深呼吸しながら20秒キープし、左右を入れ替えて同じように行ってみてください。

股関節まわりの筋肉がほぐれてくると、骨盤が安定し、座っているときや立っているときの姿勢が保ちやすくなっていきます。

姿勢の習慣は毎日の小さな積み重ねから
姿勢は一日で変化するものではありませんが、少しずつ意識を続けることで、身体の使い方は確実に変わっていきます。

整骨院元くまなん院では、姿勢の崩れやバランスの取り方に対するサポートも行っています。身体の状態に合わせてストレッチのやり方をお伝えしたり、日常動作のクセを丁寧に見直していくことも大切にしています。

「姿勢が気になってきた」「最近背中が丸くなってきた気がする」そんな小さな気づきが、身体を見直す良いタイミングになるかもしれません。お気軽にご相談いただけたらと思います。

身体にやさしい姿勢づくりを、一緒に少しずつ始めていきましょう。

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