突然の肩甲骨の右側の痛み。寝違えた様な痛みがおきた時

朝起きたときや、ふとした動きの中で、肩甲骨の右側にズキッとした痛みを感じた経験はありませんか?まるで首を寝違えたときのように、首や肩を少し動かすだけでも響くような痛みが生じ、日常動作に支障を感じる方も多いかもしれません。

このような症状は、首や肩まわりの筋肉のバランスが崩れているサインかもしれません。とくに肩甲骨周囲の筋肉は、姿勢や身体の使い方の影響を受けやすく、知らず知らずのうちに過度な緊張や負担が積み重なってしまうことがあります。

なぜ肩甲骨の右側だけに痛みが出るのか
人の身体には利き手・利き足といった左右差があるため、日常生活や仕事の動作の中で、どうしても片側に負担がかかりやすくなります。とくに右利きの方では、荷物を持つ、マウス操作をする、スマートフォンを長時間使うといった動作が右肩〜肩甲骨周辺に影響を与えやすくなります。

このようにして、肩甲骨の右側だけに違和感が集中することがあり、首・肩・背中をつなぐ筋肉の緊張が強まると、寝違えたような急な痛みにつながるケースも珍しくありません。

痛みが出る前兆やサインとは?
前日に肩が重たく感じたり、首の後ろが張るような感覚があったりした場合、それが前触れになっていることがあります。肩甲骨まわりは、日々の姿勢や呼吸、そしてメンタルの状態とも密接に関係しており、ちょっとしたストレスや疲労でも影響を受けやすい部分です。

とくに、長時間のデスクワークや車の運転など、同じ姿勢を続ける場面が増えてくると、筋肉がかたまりやすくなり、血流が滞りやすくなります。そういった状態が続くと、ちょっとした動きや寝返りなどの刺激で、筋肉がびっくりして痛みが出ることがあるのです。

痛みが出た時に気をつけたいポイント
まずは、痛みが強く感じる方向には無理に動かさないようにして、楽な姿勢をとることが大切です。無理に首を回したり、グイッと伸ばしたりすると、かえって筋肉を刺激してしまうこともあるため注意が必要です。

また、患部が熱を持っているように感じる時は、軽く冷やして様子を見るのもひとつの方法です。一方で、じんわりと固まっている感覚のときは、カイロなどで温めると、筋肉がほぐれやすくなることもあります。

ただ、どちらの方法が合っているかは、ご自身の感覚や状態によって異なるため、無理せず身体の声を聞いてあげることが大切です。

肩甲骨まわりをやさしく整えるセルフケア
痛みが落ち着いてきた頃から、少しずつ身体を動かすことで、再発の予防にもつながります。ここでは、簡単にできるケアをご紹介します。

● 肩甲骨まわし

背筋を伸ばして、両手を肩に軽くのせます。

肘で大きな円を描くように、ゆっくり10回まわします。

反対方向にも同じようにまわしましょう。

この動きは、肩甲骨をやさしく動かしながら、まわりの筋肉をほぐすのに効果的です。

● 背中伸ばしストレッチ

両手を組んで前に突き出し、背中を丸めながら肩甲骨を引き離すようにイメージします。

深く息を吸って、吐きながら背中の緊張がゆるむのを感じましょう。

このストレッチは、首や背中の緊張をほぐし、肩甲骨の動きやすさをサポートしてくれます。

自分では難しい時は専門家のサポートを
痛みがなかなか引かない時や、繰り返し同じ場所に違和感が出る場合は、専門的なケアを取り入れるのも選択肢のひとつです。

整骨院元くまなん院では、筋肉の状態や身体の使い方をていねいに確認しながら、一人ひとりに合った方法で身体のバランスを整えていきます。突然の痛みで不安を感じたときでも、安心して相談できる環境が整っています。

まとめ
肩甲骨の右側に突然感じる痛みは、日常の積み重ねからくる筋肉の疲労や緊張によって引き起こされていることが多いです。早めに身体のサインに気づき、やさしく向き合うことが、不調を長引かせないための第一歩になります。

ご自身の身体を大切にしながら、セルフケアや環境の見直しを行っていくことで、少しずつ楽な状態へと近づけていけます。日々の小さな習慣が、身体にとっての安心につながっていきますように。

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