眼精疲労が起こっている原因はこの筋肉!しっかりとほぐして上げよう

現代社会では、パソコンやスマートフォンを長時間使用することで、多くの人が「眼精疲労」を感じています。目の疲れが続くと、肩こりや頭痛も引き起こされることが多くありますが、その背景には肩周辺の筋肉が大きく関わっています。特に、僧帽筋や肩甲挙筋、肩周辺の筋肉が眼精疲労と深い関係にあります。これらの筋肉をしっかりほぐすことで、眼精疲労の軽減が期待できます。

1. 僧帽筋(そうぼうきん)
僧帽筋は、首から背中にかけて広がる大きな筋肉で、肩甲骨を引き寄せる働きをしています。この筋肉がこわばると、肩や首が緊張し、血行が悪くなります。長時間同じ姿勢で画面を見続けていると、僧帽筋に負担がかかり、結果として眼精疲労や頭痛につながることがよくあります。僧帽筋をリラックスさせるストレッチや軽いマッサージは、眼精疲労を軽減する効果が期待できます。

2. 肩甲挙筋(けんこうきょきん)
肩甲挙筋は、肩甲骨を持ち上げる役割を持つ筋肉です。この筋肉が緊張することで、首や肩の動きが制限され、肩こりや首の痛みが発生しやすくなります。眼精疲労の際に肩こりを感じる場合、肩甲挙筋が影響していることが多いです。この筋肉をほぐすことで、首から肩への緊張を和らげ、目の疲れを軽減できます。

3. 菱形筋(りょうけいきん)
菱形筋は、肩甲骨の内側に位置し、肩甲骨を寄せる役割を持っています。この筋肉が硬くなると、肩甲骨が外側に引っ張られ、姿勢が悪くなります。姿勢が崩れると、頭が前に出てしまい、首や肩に余計な負担がかかるため、眼精疲労も悪化します。菱形筋をほぐすことで、姿勢が整い、肩周辺の血流が改善されるので、眼精疲労の緩和が期待できます。

筋肉をほぐす具体的な方法
これらの筋肉をしっかりとほぐすためには、以下のような方法を試してみると良いでしょう。

1. ストレッチ
簡単にできるストレッチとして、肩甲骨回しがあります。両肩を大きく回すことで、僧帽筋や肩甲挙筋を柔らかくほぐせます。デスクワークの合間に行うことで、血流が良くなり、肩の疲れを軽減できるでしょう。ポイントは、呼吸を意識してゆっくりと動かすこと。肩周りを意識して動かすことで、効果が高まります。

2. 簡単なマッサージ
自宅で簡単にできる方法として、テニスボールなどを使って肩周辺の筋肉をマッサージするのも効果的です。壁にテニスボールを挟み、肩甲骨や背中の僧帽筋周辺を転がすようにすると、筋肉のこわばりが解消されやすくなります。痛気持ちいい程度の力で行うのがポイントです。

3. 温める
筋肉を温めることで、血流が良くなり、肩や首のこりが和らぎます。特に、肩甲骨周りや首を温めることが効果的です。温かいタオルを肩に乗せたり、シャワーを浴びる際に肩周りを重点的に温めたりすると良いでしょう。ただし、急性の炎症がある場合は逆効果になるため、注意が必要です。

日常生活での予防策
長時間のパソコン作業やスマートフォン使用が眼精疲労を引き起こす原因ですが、日常生活で少し工夫することで、眼精疲労の予防が可能です。

1. 姿勢を意識する
正しい姿勢を保つことで、肩や首の筋肉に余計な負担がかからなくなります。椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばすことが重要です。また、画面の高さを目線に合わせると、首や肩にかかる負担が減り、眼精疲労も軽減されます。

2. こまめに休憩を取る
1時間に1回程度は、目を休め、肩や首を動かすことを心がけましょう。肩甲骨回しや軽いストレッチを取り入れると、筋肉の緊張をほぐしやすくなります。

3. 湿度や照明を調整する
乾燥した環境や強い照明は、目に負担をかけやすく、結果として肩や首にも影響を与えます。適度な湿度を保ち、画面の明るさも調整することで、目の負担を軽減できます。

まとめ
眼精疲労は目だけの問題ではなく、肩や首の筋肉の緊張とも深く関わっています。僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋など、肩周りの筋肉をしっかりとケアすることで、眼精疲労を予防・緩和することができます。日常生活でのちょっとした工夫やストレッチ、マッサージを取り入れて、目の疲れを軽減し、快適な日々を過ごしましょう。

整骨院元くまなん院では、肩や首の筋肉に対するケアも行っており、日々のケアについてのアドバイスも提供されています。

ご予約・お問い合わせ

ご予約・お問い合わせ お問い合わせ LINE LINE