スポーツ障害に合う肩サポーターの選び方
スポーツを続けている中で、肩の痛みや違和感を感じた経験はありませんか。野球の投球動作、バレーボールやテニスのスイング、柔道やラグビーの接触動作など、肩はスポーツ障害が起こりやすい部位の一つです。
20年以上、延べ15000人以上の症状に向き合ってきた柔道整復師の立場からお伝えすると、肩サポーターの選び方を間違えることで、身体の不調が長引いてしまうケースも少なくありません。ここでは、スポーツ障害に悩む方が自分に合った肩サポーターを選ぶためのポイントを、整骨の視点で分かりやすく解説していきます。
スポーツ障害で起こりやすい肩の身体の不調とは
スポーツによる肩の身体の不調は、単に筋肉の疲労だけが原因ではありません。
骨格の歪みによって肩関節の動きが偏ったり、筋肉の神経圧迫が起こったりすることで、違和感や重だるさが生じる場合も多く見られます。また、試合や練習が続くことで自律神経の乱れが起こり、筋肉が緊張しやすくなることもあります。
特に肩周囲は、首や背中、肩甲骨と密接につながっているため、筋肉のコリが連鎖的に広がりやすい部位です。その結果、動かすたびに痛みが気になったり、可動域が狭く感じたりといったスポーツ障害につながっていきます。
肩サポーターが役立つ理由
肩サポーターは、肩を完全に固定するためのものではありません。
適切に使用することで、肩関節の安定性を高め、筋肉や靭帯への負担を軽減する役割があります。特にスポーツ障害では、動作中に無意識に力が入り過ぎることで、肩の筋肉や神経にストレスがかかりやすくなります。
サポーターを使うことで、
・肩の動きを意識しやすくなる
・筋肉の緊張が和らぎやすくなる
・不安感が減り、フォームが安定しやすくなる
といったメリットが期待できます。整骨院元くまなん院でも、セルフケアの一環として肩サポーターの活用をお伝えすることがあります。
スポーツ障害に合う肩サポーターの選び方【4つのポイント】
1. 固定力は「強すぎない」ものを選ぶ
スポーツ障害の肩には、適度な固定力が大切です。固定力が強すぎる肩サポーターを選んでしまうと、肩甲骨や首の動きまで制限され、かえって筋肉のコリや自律神経の乱れを招くことがあります。
動かしたときに違和感が少なく、自然な動作ができるかを基準に選ぶことが重要です。
2. 動きやすさを重視する
スポーツ中は、肩を大きく動かす場面が多くなります。
そのため、伸縮性があり、ズレにくい肩サポーターがおすすめです。ズレやすいものは、無意識に気になってフォームが崩れ、結果として肩の身体の不調を悪化させてしまうこともあります。
3. 痛む場所に合ったタイプを選ぶ
肩サポーターには、
・肩全体を包むタイプ
・肩関節を中心に支えるタイプ
・鎖骨や肩甲骨までカバーするタイプ
などさまざまな種類があります。
スポーツ障害の原因が筋肉の神経圧迫なのか、骨格の歪みによるものなのかによって、合うタイプは変わってきます。痛みや違和感が出やすい位置を基準に選ぶことが大切です。
4. 長時間使っても負担にならない素材
通気性が悪い肩サポーターは、汗や蒸れによって筋肉が冷え、筋肉のコリが強くなりやすい傾向があります。
長時間の練習や試合でも快適に使える素材かどうかも、スポーツ障害対策では見逃せないポイントです。
肩サポーターだけに頼らないことも大切
肩サポーターは、あくまでサポート役です。
スポーツ障害を繰り返している場合、背景には骨格の歪みや姿勢のクセ、自律神経の乱れが隠れていることも少なくありません。サポーターを使っているのに違和感が続く場合は、肩だけでなく首や背中、骨盤とのバランスを見直すことが重要です。
整骨院元くまなん院では、肩の状態だけでなく全身のバランスを確認しながら、スポーツによる身体の不調が和らぐような施術やセルフケアのアドバイスを行っています。
こんな悩みを持つ方にも肩サポーターはおすすめ
・スポーツ後に肩の重だるさが残る
・投球やスイングの後、肩に違和感が出やすい
・練習量が増えると肩の痛みが気になる
・過去に肩のスポーツ障害を経験して不安がある
こうした悩みを感じている方は、肩サポーターを正しく選び、日常のケアと組み合わせることで、身体の不調が軽減しやすくなります。
まとめ|自分の肩とスポーツに合った選択を
スポーツ障害に合う肩サポーターを選ぶ際は、
固定力・動きやすさ・痛む部位・素材の4つを意識することが大切です。
肩の痛みや違和感は、放置せず早めに対策することで、スポーツを長く楽しみやすくなります。
肩サポーターを上手に活用しつつ、骨格の歪みや筋肉の神経圧迫、自律神経の乱れといった根本的な原因にも目を向けることが、スポーツ障害による身体の不調を和らげる近道です。気になる症状が続く場合は、専門家に相談することも一つの選択肢として考えてみてください。





















