開脚・可動域改善に効果的な股関節ストレッチ
「開脚をしてもなかなか柔らかくならない」「股関節が硬くて可動域が広がらない」という悩みは、筋肉の硬さだけが原因ではありません。実は、骨格の歪み・筋肉のコリ・神経の圧迫・自律神経の乱れ が複雑に絡み合うことで、股関節まわりの動きが制限されるケースが多いです。整骨院元くまなん院でも、開脚や前屈の可動域を改善したい方が多く来られており、身体のバランスを整えることでストレッチ効果が上がりやすくなる例を数多くみています。
■ 股関節が硬くなる3つのメカニズム
① 骨盤の歪みが動きを邪魔する
長時間の座り姿勢や片足重心が続くと、骨盤が前傾・後傾しやすくなります。骨格が傾いた状態で開脚を行うと、本来伸びてほしい筋肉が十分に伸びず、柔軟性が上がりにくい状態が続いてしまいます。
② 太もも・お尻の筋肉のコリが可動域を制限
硬くなりやすい筋肉は「内もも」「外もも」「大臀筋(お尻)」です。これらがこわばると股関節を動かした瞬間に神経が刺激され、痛みや張りを感じやすくなります。その結果、動きの幅を広げようとしても身体が防御反応を起こしてしまいます。
③ ストレスや疲労からくる自律神経の乱れ
自律神経が乱れると、身体が常に「緊張モード」の状態になり、筋肉がゆるみにくくなります。とくに股関節は姿勢維持に関わる大きな筋肉が集まっているため、自律神経の影響を受けやすい部分です。
■ 開脚・可動域を高める股関節ストレッチ5選
整骨院元くまなん院でもセルフケアとして勧めている、やさしく続けやすい股関節ストレッチを紹介します。
① 内ももストレッチ(バタフライ)
足裏を合わせて座る
膝を上下にゆらし、股関節をゆっくり温めていきます
→ 股関節まわりの筋肉が広がりやすくなり、開脚の初動がスムーズになります。
② お尻の深層筋ストレッチ(90/90ポジション)
片足を前に曲げ、もう片方を後方へ倒して座る姿勢です。
お尻の深い部分の筋肉にアプローチでき、動いた瞬間に出る“つっぱり感”がやわらぎます。
③ 股関節外旋ストレッチ(寝ながらできるタイプ)
仰向けで片足を反対側へ倒し、腰を軽くひねります。
骨盤の歪みが整いやすく、可動域アップを目指す土台作りに効果的です。
④ ハムストリング伸ばし(片足前屈)
太もも裏の硬さは開脚の妨げになりやすい部分です。
呼吸を使いながら伸ばすと、自律神経も整い、筋肉のこわばりが抜けやすくなります。
⑤ 股関節前側ストレッチ(ランジ)
股関節の前側が硬いと骨盤が引っ張られ、開脚姿勢が安定しません。
ランジ姿勢で前側を伸ばすことで、広がりやすいフォームがつくりやすくなります。
■ ストレッチ効果を高めるコツ
✔ 痛みが出る手前で止める
痛みを感じる位置まで無理に伸ばすと、筋肉が防御反応を起こして逆に硬くなることがあります。
✔ 呼吸を深く行う
深い呼吸は自律神経を整え、筋肉がゆるむ準備ができるため、可動域が上がりやすいです。
✔ 骨盤を立てる意識を持つ
股関節の柔軟性には骨盤の角度が大きく影響します。骨格の歪みを整えるだけで、前屈の深さが変わる方も多いです。
■ ストレッチを続けても柔らかくならない方の特徴
・骨盤や股関節の歪みが強く、正しい筋肉が伸びていない
・筋肉のコリが慢性化して神経が圧迫されている
・動きの癖で左右差が大きくなっている
・自律神経が乱れ、筋肉が緩みにくい状態が続いている
こうした状態では、自力のストレッチだけだと限界を感じやすくなります。
■ 整骨院の施術を併用すると可動域が伸びやすくなる
整骨院元くまなん院では、
・骨格・骨盤の歪みを整えるアプローチ
・筋肉の深層にこびりついたコリへの施術
・神経の圧迫を軽減させる手技
・開脚や前屈に必要な筋肉のバランス調整
など、可動域改善に必要なポイントにしっかりアプローチします。
日常のストレッチとの相乗効果で、開脚がしやすい身体づくりをサポートしています。
■ まとめ:股関節が変わると姿勢も動きも軽くなる
股関節の柔軟性が高まると、姿勢が安定し、腰・膝・肩への負担が減り、全身の動きがスムーズになります。
開脚が苦手な方ほど、骨格の歪み・筋肉のコリ・神経圧迫・自律神経の乱れ を整えることで、今までとは違った伸び方を体感しやすくなります。
今日から少しずつ取り入れ、無理なく続けていくことで、可動域は確実に変わっていきます。
整骨院元くまなん院でも、一人ひとりの体の状態に合わせたサポートが可能ですので、気軽にご相談ください。





















