慢性的に首がいたい人の共通点とは?改善のカギは〇〇筋にあり

「ずっと首が痛い…」「朝起きた瞬間から重い…」
そんな慢性的な首の不調に悩む方の多くには、ある“共通点”があります。それは、日常生活のクセによって首を支える特定の筋肉が固まり、働きにくくなっていることです。整骨院元くまなん院でも、首の痛みを繰り返す方の多くに同じ特徴が見られ、そのカギとなるのが“〇〇筋(ある重要筋)”です。

今回は、慢性的な首の痛みと深く関わるその筋肉と、改善のポイントをわかりやすく解説いたします。

■ 慢性的に首が痛い人の共通点は「前傾姿勢」にあり

スマホ・パソコン作業・家事・育児など、現代の生活では“前にかがむ姿勢”がとても増えています。
この姿勢が続くと、

頭が前に突き出る

こめかみ付近が張りやすい

首の後ろの緊張が抜けない

肩甲骨が固まりやすい

呼吸が浅くなる
という状態になり、首の筋肉が常に頑張り続ける形になります。

ここで本来サポートするはずのある筋肉が働かなくなると、首へ負担が集中しやすくなるのです。

■ 改善のカギとなる〇〇筋とは?

慢性的な首の痛みのカギを握る筋肉。それは 「前鋸筋(ぜんきょきん)」 です。

● 前鋸筋は“肩甲骨を安定させる筋肉”

この筋肉が弱くなると、肩甲骨が外側へ開き、首を支える筋肉が必要以上に働いてしまいます。
結果として、

首の後ろの張り

首を回すと引っかかる感じ

何度も寝違える

肩甲骨が動きにくい
といった不調につながりやすくなります。

首が痛くても、原因が“首そのもの”ではなく肩甲骨を支える前鋸筋にある方は少なくありません。

■ 前鋸筋が働かないと何が起こる?
● ① 首の筋肉が常に緊張

本来は前鋸筋が肩甲骨を安定させる役割を担いますが、弱っていると他の筋肉が代わりに頑張り続けます。特に首の後ろ側の筋肉に負担が集中し、慢性的な痛みを感じやすくなります。

● ② 巻き肩が進み首が前に出る

胸の筋肉が縮まり、肩が前に入る姿勢(巻き肩)がクセになりやすくなります。これがストレートネックにつながる要因です。

● ③ 自律神経が乱れやすい

肩まわりの緊張が続くと呼吸が浅くなり、自律神経が乱れて首の痛みが強くなることもあります。「天気が悪い日は痛みが出やすい」という方はこのパターンが多いです。

■ 自分でできる前鋸筋活性ストレッチ
● ① 肩甲骨スライド運動

背すじを軽く伸ばし、両腕を前に伸ばしながら肩甲骨を前後にゆっくり動かします。
→ 前鋸筋が働きやすくなり、首の負担が減りやすくなります。

● ② 胸のストレッチ

巻き肩を防ぐために胸を軽く開くストレッチを30秒ずつ。
→ 前鋸筋が働くスペースができ、肩甲骨が滑らかに動きやすくなります。

● ③ 深めの呼吸

深い呼吸を意識すると前鋸筋が自然に使われ、胸郭が広がります。
→ 自律神経が整い、首の重さがスッと軽くなる方も多いです。

■ それでも首の痛みが続く理由とは?

前鋸筋が働きにくい方の多くは、

骨格バランスの乱れ

肩甲骨の固まり

背骨のしなりの低下

神経の流れの滞り

などが複合して起こっています。

整骨院元くまなん院では、首だけでなく肩甲骨・胸郭・骨盤まで含めて動きをチェックし、前鋸筋が働きやすい身体へ整える施術を行っています。首が軽くなる方が多いのは、この“全体の連動性”を整えているためです。

■ 似た悩みがある方へ

毎回、首だけほぐしてもすぐ戻る

朝の首の重さが強い

スマホを見ると痛みが増える

肩甲骨の位置が悪い気がする

呼吸が浅く疲れやすい

これらも前鋸筋と深く関係します。

慢性的な首の痛みは、首そのものではなく“支える筋肉の働き”に目を向けることで改善のヒントが見えてきます。
ぜひ今日から簡単なケアを取り入れて、負担を溜め込まない身体づくりを意識してみてくださいね。
不調が続く場合は、整骨院元くまなん院でも専門的にチェックできますので、お気軽にご相談ください。

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