肩が外れた!脱臼した時の応急処置と絶対NG行動
肩の脱臼は、転倒やスポーツ中の衝撃などで肩関節が正常な位置から外れてしまう状態で、痛みだけでなく筋肉や神経にも負担がかかりやすい症状です。特に肩関節は可動域が広い分、周囲の筋肉が緊張しやすく、神経圧迫や血流低下が起こりやすい構造になっています。焦って動かすと状態が悪化しやすいため、正しい応急処置を知っておくことが大切です。ここでは、整骨院元くまなん院でもお伝えしている“安全な対処法”をご紹介いたします。
■ 脱臼した直後に起こりやすい身体の変化
肩の脱臼時は、周囲の筋肉が反射的に硬くなり、肩甲骨まわりのバランスも大きく崩れます。骨格が歪んだ状態が続くと、肩だけでなく首や背中にも負担が広がり、結果として自律神経の乱れにつながることもあります。さらに、神経が圧迫されて腕のしびれや力が入りにくい感覚が出る方もいらっしゃいます。
こういった変化は放置しても整わないため、まずは肩を動かさず安静を優先することが重要です。
■ 脱臼した時の正しい応急処置
● ① 肩を動かさず腕を固定する
三角巾やタオルで腕を支え、肩がぶれないよう固定します。無理に腕を上げたり下げたりすると、さらに筋肉がこわばり痛みが強まるケースがあります。
● ② 冷やして炎症を抑える
脱臼直後は炎症が起こりやすいため、保冷剤や氷で肩を優しく冷やします。冷やすことで筋肉の緊張が少し落ち着き、痛みの緩和につながることがあります。
● ③ 自分で戻そうとしない
脱臼時に一番危険なのが「自分で入れようとする行為」です。骨格のズレ方は一人ひとり違い、無理な方向に力を入れると靭帯や筋肉をさらに傷め、神経を刺激してしびれが悪化してしまう可能性があります。
● ④ 早めに専門家へ
整骨院元くまなん院でも、脱臼後に起こる筋肉のこわばりや骨格の歪みに対して、負担の少ない施術を行っています。応急処置の後は、再発予防のためにも専門家に状態を確認してもらうことが安心につながります。
■ 絶対にやってはいけないNG行動
● ◆ 肩を強く動かす・回そうとする
「少し動かせば戻るかも」という自己判断は危険です。肩周囲の筋肉が緊張している状態で動かすと、炎症が増し回復が遅れる原因になります。
● ◆ 温める
脱臼直後は炎症が強いため、温める行為はNGです。血流が過度に高まり腫れが強くなり、違和感が長引くことがあります。
● ◆ 放置する
「痛みが減ったから大丈夫」と思って放置すると、骨格の歪みや肩甲骨の動きの悪さが残り、再脱臼が起こりやすい肩になります。筋肉が過緊張のまま固まると、首・背中にも影響が出やすく、慢性的なコリにつながることがあります。
■ 再発を防ぐために必要なポイント
脱臼後は、肩関節周囲の筋肉が弱ったり、肩甲骨の位置が不安定になりやすい状態です。そのまま日常生活に戻ると、わずかな動きでも再度外れるリスクがあります。整骨院元くまなん院では、肩・肩甲骨・背中の連動性を高める施術を行い、骨格の安定性を整えながら改善を目指します。
また、インナーマッスルの柔軟性を高めることで神経圧迫が出にくくなり、肩の動きがスムーズになっていきます。
■ 似た症状に悩んでいる方へ
肩の脱臼に似た悩みとして、
・肩のズレ感
・腕を動かすとガクッとする不安定な感覚
・肩甲骨周りの強いこりや張り
・首~背中の慢性的な緊張
などがあります。これらも骨格の歪みや筋肉の緊張、自律神経の乱れが関係しやすいため、早めのケアが安心です。
肩の脱臼は、正しい応急処置とNG行動を避けることで症状の悪化を防ぎやすくなります。もし不安な状態が続いている場合は、整骨院元くまなん院へお気軽にご相談ください。あなたの肩が少しでも軽くなるよう、専門的にサポートいたします。





















