朝と夜で足の太さが違う? むくみの仕組みと改善方法
朝はスッキリしていたのに、夕方になると足がパンパン…そんな経験はありませんか?実はこの「足の太さの変化」は、多くの人が抱えるむくみが原因です。むくみは一時的なものに思われがちですが、放っておくと血流やリンパの流れが悪くなり、慢性的な疲れやだるさにつながります。今回は、整骨院元くまなん院の視点から、むくみの仕組みと改善方法を分かりやすく解説します。
■ なぜ足がむくむのか?
むくみとは、体内の水分が血管やリンパの外にしみ出し、皮下にたまってしまう状態のことです。特に足は心臓から遠く、重力の影響を受けやすいため、夕方にかけて水分が下半身にたまりやすくなります。
むくみが起こる主な原因には次のようなものがあります。
長時間の立ち仕事やデスクワーク
塩分の摂りすぎ
冷えによる血行不良
運動不足による筋肉ポンプの低下
睡眠不足やホルモンバランスの乱れ
特に女性の場合、ヒール靴や冷え、ホルモン周期の影響も加わり、むくみを感じやすくなります。
■ むくみのメカニズムを簡単に説明
本来、血液は心臓から送り出され、静脈やリンパを通って体に戻ります。しかし、同じ姿勢を続けると血液の循環が滞り、細胞のすき間に水分が残ってしまいます。これが「むくみ」です。
特に、ふくらはぎの筋肉は“第二の心臓”と呼ばれ、下半身の血液を押し上げる大切な役割を持っています。筋肉がこわばったり、動かさない時間が長いほど、むくみやすくなるというわけです。
■ むくみを改善する簡単ケア
① 足首まわし
座ったままでもできる簡単ケアです。
両足を順番にゆっくり回す(右回し・左回し各10回)。
足首を動かすことで、ふくらはぎの筋肉が刺激され血流が改善します。
② ふくらはぎのストレッチ
立った状態で壁に手をつき、片足を後ろに伸ばします。
かかとを床につけたまま前に体重をかけ、ふくらはぎを伸ばす。
片足15秒ほどキープ。
仕事の合間や入浴後にもおすすめです。
③ 足を高くして寝る
就寝時、足の下にクッションを入れて心臓より少し高くすることで、重力を利用して水分を戻しやすくします。朝のスッキリ感が変わります。
④ 食事での工夫
むくみ対策には、塩分を控え、カリウムを多く含む食材を意識することが大切です。
カリウムは余分なナトリウムを排出してくれます。
カリウムを多く含む食品:バナナ、ほうれん草、アボカド、きゅうり、ひじきなど。
また、冷たい飲み物を控え、温かいスープや味噌汁で体を温めることも有効です。
■ 整骨院元くまなん院からのアドバイス
むくみは単なる「水分のたまり」ではなく、筋肉や骨格のバランスの崩れが関係していることも少なくありません。骨盤や足のアライメントが乱れると、血流やリンパの流れが滞りやすくなります。整骨で体のバランスを整えることで、むくみにくい体づくりをサポートできます。
■ まとめ
朝と夜で足の太さが違うのは、日中にたまった水分や老廃物が原因です。
足首を動かす・ふくらはぎを伸ばす・足を温めるといった小さな習慣が、むくみの改善に大きく役立ちます。毎日のケアを続けることで、夕方もスッキリと軽い足を保てるようになります。





















