立ち仕事で腰が痛い人へ…
仕事中にできる簡単ケアと対策
長時間の立ち仕事で腰が重く感じたり、仕事が終わるころには腰がガチガチになっている…そんな悩みを抱えていませんか?立ちっぱなしの姿勢は、想像以上に腰への負担が大きく、筋肉の疲労や血流の滞りが原因で痛みが起こります。ここでは、整骨院元くまなん院の視点から、立ち仕事中でもできる腰のケアと痛みを防ぐコツをご紹介します。
■ なぜ立ち仕事で腰が痛くなるのか
立ち姿勢は一見「安定」しているように思えますが、実際には体の重みを腰や太ももの筋肉が支え続けています。長時間同じ姿勢が続くと、筋肉が固まり血流が悪くなり、腰に負担がかかります。特に以下のような方は注意が必要です。
・重いものを持つことが多い
・靴のクッション性が低い
・片足に重心をかけるクセがある
・前かがみの姿勢が多い
このような習慣が続くと、骨盤のゆがみや腰回りの筋肉バランスの乱れを引き起こし、慢性的な腰痛につながります。
■ 仕事中にできる簡単ケア①:こまめに体を動かす
長時間同じ姿勢を続けないことが、腰痛予防の基本です。1時間に1回は姿勢を変えたり、数秒でも体を動かすことを意識してみましょう。
おすすめは、次の2つの簡単動作です。
かかと上げ運動:両足を肩幅に開き、かかとをゆっくり上げ下げします。ふくらはぎの筋肉を動かすことで血流が良くなり、腰の負担を軽減します。
骨盤ゆらしストレッチ:軽く膝を曲げ、骨盤を前後にゆっくり動かします。腰周りの筋肉がほぐれ、固まりを防ぎます。
■ 仕事中にできる簡単ケア②:姿勢を意識する
立ち姿勢では、耳・肩・腰・くるぶしが一直線になるように意識することがポイントです。重心がどちらかに偏ると腰の筋肉が引っ張られ、痛みの原因になります。
また、背中を反らせすぎず、軽くお腹に力を入れるようにすると、自然と姿勢が安定します。
■ 仕事中にできる簡単ケア③:足元を見直す
立ち仕事では、足元の環境が腰への負担に大きく関わります。
クッション性のある靴やインソールを使用する
滑りにくいマットの上に立つ
高すぎるヒールや硬い靴底を避ける
足の裏のバランスが整うことで、腰への負担が軽くなります。
■ 仕事後のケアも大切
仕事が終わった後は、お風呂で腰を温めて血行を促進しましょう。温めることで筋肉がやわらかくなり、翌日の疲れを残しにくくなります。寝る前には、軽いストレッチで腰や太ももの裏をゆるめるのもおすすめです。
■ 整骨院元くまなん院からのアドバイス
立ち仕事の腰痛は「がまん」してしまう方が多いですが、早めのケアが何より大切です。姿勢のくせや筋肉の使い方を整えることで、痛みの出にくい体づくりができます。腰痛が長引く場合は、骨盤や背骨のバランスを整えることで、根本から負担を減らすサポートが可能です。
長時間の立ち仕事は避けられなくても、体のケア次第で腰のつらさは大きく変わります。ちょっとした動きや姿勢の意識を習慣にして、快適に働ける体をつくっていきましょう。





















