四十肩・五十肩の痛みが強い時にやってはいけない事

「肩がズキッと痛む」「腕を動かすと激痛が走る」「夜になると眠れないほどつらい」──
そんな強い痛みを感じている時、つい早く良くしようと無理に動かしてしまう方も多いですが、それは逆効果になることがあります。
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)は、痛みの強い時期の過ごし方が回復のスピードを左右します。
ここでは、整骨院元くまなん院の経験をもとに、“痛みが強い時にやってはいけない行動”と“正しいケアのポイント”をわかりやすく解説します。

■ 1. 無理に動かして可動域を広げようとする

痛みが強い時は、肩の関節や筋肉に炎症が起きている状態です。
この時期に「動かさなきゃ固まる」と無理に動かすと、炎症がさらに悪化し、痛みが長引いてしまうことがあります。

避けるべき行動

壁を使って無理に腕を上げる

肩を大きく回すストレッチを行う

痛みを我慢して荷物を持ち上げる

ポイント:急性期(発症から数週間)は「安静第一」。動かすよりも、冷やして炎症を鎮めることが優先です。

■ 2. 温めすぎる

「痛い時は温めた方が良い」と思いがちですが、炎症が強い時に温めるのはNGです。
血流が増えすぎて腫れや痛みを悪化させてしまうことがあります。

避けるべき行動

熱いお風呂で長湯する

カイロや温湿布を貼る

温熱マッサージ機を使う

ポイント:ズキズキする・熱っぽい・夜間痛が強いといった時期は「冷却」が正解です。
保冷剤をタオルで包み、10〜15分を目安に冷やしましょう。

■ 3. 自己流のマッサージや強いもみほぐし

痛みを早く取ろうとして、肩を強くもんだり叩いたりするのも禁物です。
筋肉や腱をさらに刺激して炎症が悪化するだけでなく、筋膜が硬くなって動かしづらくなることもあります。

避けるべき行動

自分で強く押す、たたく

マッサージ器を長時間あてる

痛みの出る方向へ無理に動かす

ポイント:痛みのある部分は“そっと休ませる”ことが大切。
手首や肘など、肩を動かさずにできる軽い運動で血流を保ちましょう。

■ 4. 放置してしまう

「そのうち治る」と放っておくのも危険です。
痛みを我慢して動かさない期間が長くなると、肩関節が固まってしまい、日常生活に支障が出るほど可動域が狭くなることがあります。

注意サイン

3週間以上痛みが引かない

夜間痛が続く

服の着替えや洗髪がつらい

このような場合は、早めに専門家へ相談しましょう。

■ 5. 片側だけで家事や仕事を続ける

痛みを避けようと、片方の腕ばかり使うと体のバランスが崩れ、反対側の肩や首まで痛くなることがあります。
左右の筋肉のバランスが悪くなることで、姿勢の歪みや血流の悪化にもつながります。

ポイント:動かせる範囲で両腕を使うように意識し、姿勢を保つことが大切です。

■ 痛みが落ち着いたら、少しずつ動きを回復させる

痛みのピークを過ぎたら、今度は固まった関節をやわらかくする時期に入ります。
この段階で行うストレッチや姿勢改善が、再発防止のカギです。
整骨院元くまなん院では、肩の状態を確認しながら、無理のない動かし方を一人ひとりに合わせてサポートしています。

■ まとめ

四十肩・五十肩の痛みが強い時は、

無理なストレッチ

温めすぎ

自己流マッサージ

放置
といった行動は避けることが大切です。

まずは炎症をしずめることを優先し、落ち着いた段階で少しずつ動きを取り戻していきましょう。
整骨院元くまなん院では、痛みの時期・回復の段階に合わせたケアを行い、肩を無理なく快適に動かせる体づくりをサポートしています。

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