肩の筋肉痛と肩こりの違い 症状別のセルフケア方法

肩の不快感といっても、その原因はさまざまです。代表的なのが「筋肉痛」と「肩こり」ですが、この2つは似ているようで実はまったく性質が異なります。原因や症状の出方が違うため、適切なセルフケアの方法も変える必要があります。ここでは、肩の筋肉痛と肩こりの違いを整理しながら、それぞれに合ったケア方法を詳しく解説します。

◆ 肩の筋肉痛の特徴

肩の筋肉痛は、普段あまり使わない筋肉に急な負荷をかけたときや、スポーツや重労働などで使いすぎた時に起こりやすいものです。

痛みが出るのは運動後数時間~翌日以降

動かすとピリッと痛みが出ることがある

症状は数日~1週間程度で自然に軽快していく

肩を押すと張りやしこりを感じる場合がある

筋肉痛は、筋肉の繊維に細かな損傷が起きて回復していく過程で出る自然な反応です。そのため、適切に休養をとれば時間とともに落ち着いていくのが特徴です。

◆ 肩こりの特徴

肩こりは一時的なものではなく、生活習慣や姿勢の癖によって慢性的に起こることが多いです。

「痛い」というよりは重だるさや圧迫感が強い

長時間のデスクワークやスマホ操作で悪化しやすい

首や背中にまで広がることがある

眼精疲労や冷え、ストレスとも関係が深い

筋肉痛が時間の経過で改善するのに対し、肩こりは習慣を見直さなければ繰り返しやすく、慢性的になりやすいのが大きな違いです。

◆ 肩の筋肉痛におすすめのセルフケア

安静と休養
 使いすぎた筋肉を休ませることが第一です。無理に動かしすぎると回復が遅れます。

温める
 血流を良くすることで、筋肉の修復を促します。入浴や蒸しタオルが効果的です。

軽いストレッチ
 強い痛みがない場合は、腕をゆっくり大きく回す、肩を軽く動かすなどで血流を促すと早く楽になります。

◆ 肩こりにおすすめのセルフケア

正しい姿勢を意識する
 猫背や前かがみは肩こりの大きな原因です。デスクワークでは椅子やモニターの高さを見直し、背筋を伸ばして座るように心がけましょう。

こまめにストレッチ
 1時間に1度は立ち上がり、肩甲骨を動かす体操や首の回旋運動を取り入れると効果的です。

温熱ケアを取り入れる
 入浴や温シップ、ホットタオルで温めることで血流が改善し、肩こり特有の重だるさをやわらげられます。

適度な運動
 ウォーキングや軽い筋トレで全身の血流を良くすると、肩こりが起きにくい体づくりにつながります。

◆ 整骨院でできるサポート

肩の筋肉痛は一時的なもので自然と回復することが多いですが、肩こりは生活習慣の見直しをしない限り繰り返しやすい傾向にあります。セルフケアだけで改善しない場合は、整骨院元くまなん院のような専門機関で体のバランスを整えることもおすすめです。血流や筋肉の状態を調整することで、肩こりを根本からケアしやすくなります。

◆ まとめ

肩の筋肉痛は「一時的な使いすぎによる痛み」、肩こりは「慢性的な緊張による不快感」と覚えると分かりやすいでしょう。筋肉痛には休養と温熱ケア、肩こりには姿勢改善やストレッチといった習慣づけが効果的です。長引く違和感や生活に支障を感じる場合は、無理に放置せず専門家へ相談することをおすすめします。

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