朝起きたら激痛…ぎっくり腰直後の正しい寝方とは?
ある朝、ベッドから起きようとしたら、腰にズキンと走る激しい痛み…。
いわゆる「ぎっくり腰(急性腰痛)」は、何の前触れもなく突然起こります。
このようなとき、「どんな姿勢で寝たらいいの?」「動いた方がいいの?それとも安静?」と不安になりますよね。
今回はぎっくり腰直後におすすめの寝方について、整骨院元くまなん院の視点で分かりやすくご紹介します。
ぎっくり腰のとき、どんな寝方が一番ラク?
ぎっくり腰直後は、無理に動いたり、痛い体勢を取ってしまうと、痛みがさらに強くなることがあります。
そのため、できるだけ腰に負担のかからない寝方を意識することがとても大切です。
以下の姿勢を試してみてください。
◎ 一番おすすめ:横向きで「エビのように丸まる姿勢」
横向きで寝て、膝を軽く曲げる
両膝の間にタオルやクッションを挟むとさらにラク
腰と布団の間にバスタオルなどを当てると安定感アップ
この姿勢は、腰の筋肉や背骨まわりの緊張をゆるめてくれるため、ぎっくり腰で多くの方が最もラクと感じる姿勢です。
◎ 仰向けで寝るなら、ひざを立てて角度をつける
仰向けで寝ると腰が反って痛む場合がある
ひざの下にクッションや丸めたタオルを入れて、足を少し高くすると◎
腰が沈み込みすぎないよう、敷布団は硬めがおすすめ
どうしても仰向けがラクな方は、腰が反りすぎないよう工夫することがポイントです。
逆に避けたい寝方とは?
ぎっくり腰のときに避けたい寝方もあります。たとえば…
✖ うつ伏せ寝
腰が反ってしまい、腰椎や筋肉への負担が大きくなります。
うつ伏せの習慣がある方でも、ぎっくり腰のときは控えるのが賢明です。
✖ 柔らかすぎるベッドやソファ
体が沈み込み、寝返りも打ちづらくなります。
腰にかかる圧力が一点に集中しやすくなるため、できるだけ硬めの寝具を選ぶようにしましょう。
痛みが強くて寝返りが打てないときは?
寝返りを打とうとして激痛が走る…。そんなときは、以下の動き方を試してみてください。
● ゆっくりと膝をそろえたまま転がるように横を向く
腰だけをひねらず、肩・背中・腰・足が一緒に動くようにすると負担が少なくなります。
● 起き上がるときは「横向き→腕で上体を起こす→脚を下ろす」
急に起き上がろうとせず、一つ一つの動作を分けてゆっくり動くことが大切です。
整骨院元くまなん院からのアドバイス
ぎっくり腰は、初動の対応でその後の回復スピードが大きく変わります。
まずは安静にしながら、無理のない範囲で動かす
痛みが少し落ち着いてきたら、徐々に歩く・座るなど軽い動作を再開する
そして、なるべく早めに専門的なケアを受けることが再発防止につながります
整骨院元くまなん院では、痛みの強さや状態に合わせたやさしい手技と、日常生活での動き方アドバイスを行っています。
「まだ行ける状態じゃないけど、相談だけでもしたい…」という方も、お気軽にご連絡ください。
まとめ
ぎっくり腰になった直後は、「どうやって寝ればいいか分からない」「何をすると悪化するの?」と不安がいっぱいだと思います。
そんなときは、横向きで膝を軽く曲げる寝方を基本に、体にとって一番ラクな姿勢を探してみましょう。
そして、なるべく早めに整骨院で身体の状態を整えていくことで、再発しにくい体づくりができます。
急な腰のトラブル、どうぞ一人で悩まず、整骨院元くまなん院へご相談ください。