夏バテだけじゃない、猛暑で乱れやすい自律神経の整え方
連日続く猛暑。食欲がない、寝つきが悪い、なんとなく体がだるい…。
「夏バテかな」と思っているその不調、実は自律神経の乱れが関係しているかもしれません。
整骨院元くまなん院では、こうした夏特有の不調で来院される方が毎年増える傾向にあります。
今回は、夏の暑さで乱れやすい自律神経の整え方について、やさしく解説していきます。
自律神経ってそもそも何?
自律神経とは、私たちの体が無意識に行っている「呼吸」「体温調節」「内臓の働き」などをコントロールしている神経のことです。
主に「交感神経(活動モード)」と「副交感神経(リラックスモード)」の2つがあり、これがバランスよく切り替わることで体調が整います。
ところが夏の猛暑では、このバランスが崩れやすくなります。
猛暑が自律神経を乱す3つの理由
1. 暑さによる体温調節の負担
暑い外気温と、冷房の効いた室内の温度差が激しいと、体は何度も体温を調節しようとして疲れてしまいます。これが、自律神経に大きな負担をかけます。
2. 睡眠の質が下がる
夜も気温が高くて寝苦しいと、寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりします。すると、回復モードの副交感神経がうまく働かず、疲れが取れません。
3. 冷たいものの摂りすぎ
冷たい飲み物やアイスなどで内臓が冷えると、自律神経が働きにくくなり、胃腸の不調や便秘、だるさにつながります。
自律神経が乱れるとどうなる?
自律神経が乱れると、体と心にさまざまな不調があらわれます。
疲れが抜けない、常にだるい
めまいや立ちくらみ
食欲が出ない、胃もたれ
不眠、浅い眠り
気分が落ち込みやすい、イライラする
首・肩・腰など体のコリがとれない
こうした不調は、検査をしても異常が見つからないことが多いため、見過ごされがちです。
整骨院元くまなん院でできる自律神経ケア
当院では、筋肉や骨格だけでなく、自律神経のバランスを意識したケアも行っています。
● やさしい手技で筋肉の緊張を緩和
ストレスや暑さで緊張した筋肉をやさしくゆるめることで、交感神経の過剰な働きを抑え、体をリラックスモードへ導きます。
● 姿勢を整えることで呼吸が深くなる
背中が丸まりやすい姿勢では、呼吸が浅くなり自律神経の働きも悪くなります。背骨・骨盤のバランスを整えることで、自然と深い呼吸ができるようになります。
● 頭まわりや首へのアプローチ
自律神経の中枢がある脳や首の周辺に負担がかかると、不調が出やすくなります。首・後頭部のケアもとても効果的です。
日常生活でできる自律神経を整える習慣
整骨院でのケアと並行して、日常生活でも次のことを意識すると効果的です。
● 朝の光を浴びる
朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びると、体内時計がリセットされて自律神経のリズムが整いやすくなります。
● 寝る前はスマホを見ない
ブルーライトは交感神経を刺激します。できれば就寝30分前からスマホはお休みを。
● 入浴で副交感神経を働かせる
シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯に10〜15分つかるだけでリラックス効果が高まります。
● 1日5分の深呼吸習慣
呼吸を意識してゆっくり吐く時間を作ることで、副交感神経が優位になり、緊張がゆるんでいきます。
まとめ:夏こそ「整える」習慣を
猛暑の時期は、知らないうちに自律神経が疲れてしまっています。
ただの夏バテと思って放っておくと、秋になっても体調が戻らないことも。
整骨院元くまなん院では、そんな季節の不調に合わせたケアを行い、根本から整えていくお手伝いをしています。
「なんとなく不調が続いている…」という方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの体が自然に元気を取り戻すためのサポートをさせていただきます。