産後、抱っこで肩が痛い…その原因とやさしい対処法
赤ちゃんを抱っこしていると、肩や首、腕がどんどんつらくなっていく…。
産後のママからよく聞かれるこのお悩み。
「筋肉が落ちたから?」「抱っこが下手なのかな?」と不安になる方も多いですが、実はこの肩の痛みには産後特有の体の変化と姿勢のクセが大きく関係しています。
■ なぜ産後の抱っこで肩が痛くなるの?
産後の肩こりや肩の痛みは、いくつかの原因が重なって起こっています。
① 長時間の前かがみ姿勢
授乳や抱っこ、おむつ替えなど、産後はどうしても前かがみになる時間が増えます。この姿勢が続くと、肩や首まわりの筋肉が緊張しっぱなしになり、やがて痛みを引き起こしてしまいます。
② 骨盤のゆがみとバランスの崩れ
出産でゆるんだ骨盤が元に戻らないまま日常動作をくり返すと、身体のバランスが乱れて肩や背中に過剰な負担がかかります。
③ 抱っこによる筋肉の偏った使い方
片手抱っこや常に同じ腕で抱えていると、左右の筋肉の使い方に差が出て、筋肉が張りやすくなります。肩甲骨の動きが制限されることで、痛みにつながることもあります。
■ 肩の痛みを和らげるポイント
無理をせず、次のような工夫で少しずつ負担を軽減していきましょう。
● 抱っこの姿勢を見直す
赤ちゃんを自分の体にしっかり近づけ、腕や背中全体で支えるようにします。できればスリングや抱っこひもを活用し、腕だけに負担をかけないようにしましょう。
● 肩甲骨をやさしく動かすストレッチ
肩をすくめるように上に持ち上げ、ストンと落とす動きを5〜10回ほど繰り返すだけでも、筋肉がゆるみやすくなります。
● 痛い側に負担をかけすぎない
どうしても片方で抱いてしまう癖がある場合は、意識して左右交互に抱っこするようにしましょう。
● 骨盤のケアも忘れずに
肩ばかり気にしがちですが、身体の土台である骨盤を整えることで、肩への負担も軽くなります。整骨院元くまなん院では、産後の骨盤ケアと合わせて肩や背中の調整も行っており、根本からの負担軽減をサポートしています。
■ まとめ
産後の抱っこで肩が痛くなるのは、よくあることです。
しかし、それを「育児中だから仕方ない」と放っておくと、次第に腕のしびれや頭痛、背中の張りなど別の不調につながることもあります。
少しでも早いうちにケアを始めることが、長く元気に育児を楽しむためのカギです。
「最近、肩が重いな…」「抱っこがつらくなってきたな…」と感じたら、ぜひ整骨院元くまなん院にご相談ください。
あなたの育児を、身体の面からしっかりサポートいたします。