四十肩・五十肩にならないために!今からできる予防法とは?
年齢を重ねていくと、ふとした動作で「肩が上がりにくい」「腕が後ろに回らない」と感じることがあります。これはいわゆる“四十肩”や“五十肩”と呼ばれる状態で、肩の関節まわりの動きが制限されてしまうものです。
一度症状が出ると日常生活にも支障が出やすくなるため、事前に予防しておくことがとても大切です。今回は[整骨院元くまなん院]の視点から、四十肩・五十肩の予防法をご紹介します。
そもそも四十肩・五十肩とは?
肩関節のまわりにある「関節包」や「腱板(けんばん)」などの組織に炎症が起きることで、痛みや動かしにくさが出てくる状態を指します。特に40代〜60代にかけて多くみられ、加齢や運動不足、姿勢の乱れなどが影響していると考えられています。
発症すると数ヶ月から1年以上にわたり、腕が上がらなかったり、夜間の痛みに悩まされたりするケースもあります。
毎日の習慣で差がつく!予防のためのポイント
1. 肩甲骨を意識して動かす
肩の動きは、肩関節だけでなく肩甲骨の柔軟性にも大きく関係しています。肩甲骨まわりが硬くなると動きが制限され、筋肉にも余計な負担がかかります。
・背中で手を組んで上下に動かす
・肘を曲げて肩を大きく回す
といった簡単なストレッチを1日2〜3分だけでも習慣にすると、肩の動きがスムーズになります。
2. 猫背を改善する
前かがみの姿勢が続くと、肩が前に引っ張られた状態になり、関節に圧力がかかります。座るときは骨盤を立てて、背筋をやさしく伸ばすよう心がけましょう。
クッションや背もたれを使って姿勢を整えるのもおすすめです。
3. 冷えから肩を守る
筋肉や関節は冷えると硬くなりやすいため、気温の低い季節や冷房が効いている室内では、薄手の上着や肩まわりを温める工夫も大切です。
お風呂にゆっくり浸かることも、血流を促し肩のこわばりを防ぐのに役立ちます。
4. 片側だけに負担をかけない
重いバッグをいつも同じ肩にかけたり、片腕ばかりを使うクセがあると、筋肉のバランスが偏ってしまいます。意識して左右均等に使うことを心がけましょう。
少しの違和感が“予兆”のサインかも
肩に「ちょっと引っかかる感じがする」「違和感があるけど我慢できる」など、軽い不調の段階から対応することで、進行を防ぐことができます。
[整骨院元くまなん院]では、肩まわりの柔軟性や筋肉の状態、姿勢のチェックなどを通して、一人ひとりに合った予防法をアドバイスしています。
四十肩・五十肩は年齢のせいとあきらめず、少しずつケアを取り入れていくことで予防することが可能です。「今は痛みがないから大丈夫」と思わずに、ぜひ今日から始めてみてください。