鍼灸師が教える頭痛を和らげるツボ

日常的に頭がズキズキしたり、重だるく感じたりする方は少なくありません。肩こりや目の疲れ、ストレスなど、さまざまな要因が影響して頭痛を引き起こすこともあります。そのようなつらさに対して、自分でケアできる方法として注目されているのが「ツボ押し」です。

今回は、整骨院元くまなん院でもお伝えしている、頭痛に役立つ代表的なツボをいくつかご紹介します。日頃の生活の中に簡単に取り入れられる方法なので、ぜひ参考にしてみてください。

まず知っておきたい、頭痛のタイプ
ツボを活用する前に、どのような頭痛かを意識することが大切です。たとえば、こめかみが締め付けられるように感じる緊張型、ズキズキと脈を打つような片頭痛、目の奥がえぐられるような群発型などがあります。それぞれに合ったアプローチがあるため、無理に刺激を加えないことが基本です。

合谷(ごうこく)|手のツボ
手の甲側、親指と人差し指の骨が交わる部分にある合谷(ごうこく)は、頭痛に限らずさまざまな体の不調に応用されるツボとして知られています。特に目の疲れや首こりが関係している場合に有効とされています。

指の腹を使って、痛気持ちいい程度の強さで5〜10秒押したら一度離し、それを数回繰り返します。反対の手も同様に行うとバランスが取りやすくなります。

風池(ふうち)|首の後ろのツボ
後頭部のくぼみ、首の付け根あたりにある風池(ふうち)は、緊張型の頭痛に用いられることが多い場所です。首や肩まわりの血流を促すことで、重さや圧迫感をやわらげていきます。

両手の親指を使って、耳の後ろから下がったラインのくぼみに向かって、ゆっくりと圧をかけていきます。深呼吸と合わせることでリラックス効果も期待できます。

太陽(たいよう)|こめかみのツボ
目の疲労やストレスが溜まっている時に有効なツボが、こめかみのやや外側に位置する太陽(たいよう)です。押す際には、指先で優しく円を描くようにゆっくりと刺激を加えると、ズキズキした不快感がやわらいでいくことがあります。

強く押しすぎると逆に不快感が増すことがあるため、リズムよく優しく行うことがポイントです。

ツボ押しの注意点
ツボを押す際は、リラックスした環境で、無理なく呼吸を整えながら行うことが大切です。また、食後すぐや体調が極端に悪いときには避けておくのが安心です。頭痛の原因によってはツボ押しが向いていない場合もあるため、強い痛みが続くようなときは無理に自分だけで解消しようとせず、早めにご相談いただくことをおすすめします。

整骨院元くまなん院では、こうしたツボの活用方法や、姿勢・筋肉のバランスを整える方法についてもお伝えしています。日常生活に支障が出る前の段階から、安心してご利用いただける体制を整えております。

まとめ
頭痛は「その場しのぎ」ではなく、根本的な身体のバランスに目を向けることが大切です。合谷や風池、太陽など、今日からでも簡単に始められるツボ押しで、自分の身体に優しく向き合ってみませんか?

不安な点やわからないことがあれば、いつでも整骨院元くまなん院までご相談ください。あなたに合った対処法を一緒に考えていきましょう。

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