肩甲骨がゴリゴリするのは老廃物?ゴリゴリの原因と解消方法
「肩甲骨まわりがゴリゴリ鳴る」「何かが詰まっているような重だるさを感じる」そんな感覚に覚えはありませんか?日々の施術を通して、多くの方が同じような悩みを抱えていることに気づかされます。
今回のテーマは、肩甲骨まわりで感じる“ゴリゴリ”の正体と、その原因となる老廃物の流し方についてです。専門的な知識がなくても理解しやすいよう、やさしく解説していきます。
ゴリゴリの正体とは?
肩甲骨まわりで感じる「ゴリゴリ」という音や感触は、主に筋肉や筋膜の緊張、そして血液やリンパの流れが滞っていることが関係しています。とくに肩甲骨の内側には複数の筋肉が重なっているため、長時間のデスクワークや姿勢の崩れにより硬くなりやすく、動きが悪くなると摩擦が起こりやすくなります。
また、肩甲骨まわりはリンパ節や毛細血管が密集しているため、代謝のバランスが崩れると、老廃物や余分な水分が溜まりやすくなります。その結果、押すと痛みを感じたり、触れたときにゴリゴリした感覚を持つようになるのです。
老廃物が溜まる原因とは
老廃物とは、体内の代謝で不要になった物質のことです。本来、血液やリンパの流れによって排出されますが、筋肉の動きが少なかったり、呼吸が浅かったりすると、この流れがスムーズに行われません。
特に肩甲骨まわりは、日常生活の中であまり意識して動かすことが少なく、運動不足や冷え、ストレスなどが重なると、流れが悪くなりやすくなります。姿勢の悪さも拍車をかけ、筋肉の柔軟性が低下することで、老廃物がたまりやすい環境をつくってしまいます。
肩甲骨ゴリゴリを解消する方法
では、肩甲骨まわりに滞ってしまった老廃物をどうやって流していくか。そのポイントは「ゆっくり動かす」「温める」「呼吸を深くする」の3つです。
1. 肩甲骨まわしストレッチ
肩に指先を乗せて、肘で大きな円を描くように回します。前から後ろに10回、後ろから前に10回を目安に行いましょう。呼吸を止めず、ゆっくりと動かすことで、筋肉のポンプ作用が働き、リンパの流れが促進されます。
2. 蒸しタオルで温める
硬くなった筋肉には、蒸しタオルなどで温めるのもおすすめです。電子レンジで1分ほど温めたタオルをビニール袋に入れて肩甲骨の下あたりにあてると、血流が良くなりやすくなります。寝る前のリラックスタイムに取り入れるのも効果的です。
3. 呼吸を深く意識する
浅い呼吸が続くと、肋骨まわりの筋肉も緊張し、肩甲骨の動きにも悪影響を与えます。意識的にゆっくり息を吐く時間をつくることで、胸郭が広がり、背中の筋肉が柔らかく保たれやすくなります。
自分だけで難しい時は整骨院のサポートも
セルフケアを続けても、なかなかゴリゴリ感が抜けないという方もいらっしゃるかと思います。そのような場合には、専門の手によるサポートを取り入れるのも選択肢の一つです。
整骨院元くまなん院では、肩甲骨の動きを細かく確認し、筋肉の状態や姿勢のクセに合わせて、負担の少ない施術や日常生活でのアドバイスを行っています。定期的なケアで、老廃物が溜まりにくく、スムーズに巡る身体を目指すことができます。
おわりに
肩甲骨まわりのゴリゴリ感には、日常生活の積み重ねが深く関係しています。無理な動きをせず、やさしくケアしていくことで、巡りの良い体を取り戻すことができるはずです。
肩甲骨まわりに違和感があるときは、無理に動かしたり我慢をせずに、ストレッチや温めを取り入れてみてください。それでも改善しにくい場合は、整骨院元くまなん院までお気軽にご相談いただければと思います。