10代の肩こり急増中?肩こり・ストレートネックの解消法
「子どもが最近、首や肩を気にしている」「肩が重たいと言うようになった」——こうしたお悩みを持つ保護者の方が、ここ数年で非常に増えています。かつては大人特有と思われていた肩こりやストレートネックの症状が、今や10代の子どもたちにも広がりを見せています。
整骨院元くまなん院にも、小中高生の肩まわりの不快感や姿勢の乱れに関するご相談が寄せられることが増えており、早めの対応が大切だと実感しています。今回は、10代の肩こりやストレートネックの原因と、無理なく取り入れやすい解消法をご紹介いたします。
肩こりやストレートネックが子どもに増えてきた背景
現代の子どもたちは、タブレットやスマートフォン、パソコンなどの使用時間が長くなっています。オンライン授業やゲーム、動画視聴など、前かがみの姿勢が日常的になっていることが大きな要因と考えられます。
このような姿勢が続くと、本来なだらかなカーブを描いているはずの首の骨(頚椎)がまっすぐに近づいてしまいます。この状態が「ストレートネック」と呼ばれ、首や肩の筋肉に負担がかかりやすくなります。首の支えが弱まることで、肩こり、頭の重たさ、集中力の低下などにつながりやすくなっていきます。
また、長時間座ったままでいる生活スタイルや運動不足も、筋肉の柔軟性を損ない、血行の巡りを悪くしてしまう原因となります。
子どもの身体にやさしいストレッチ方法
肩こりやストレートネックをやわらげるには、無理のない範囲で筋肉を動かすことが大切です。特に成長期の子どもに対しては、やさしくゆっくりとした動きが効果的です。以下のストレッチを、1日1〜2回程度、習慣として取り入れてみるのもおすすめです。
1. 首まわりをほぐすストレッチ
・椅子に浅く腰かけて背筋を伸ばします。
・首を右に倒し、右手を使ってやさしく頭を右側に引きます(反対側も同様)。
・左右とも10〜15秒ずつキープします。
2. 肩甲骨を動かす体操
・両手を肩に添えて、肘で大きく円を描くように前回し・後ろ回しをそれぞれ10回。
・呼吸を止めず、リラックスした状態で行うことがポイントです。
3. 胸を開くストレッチ
・壁の前に立ち、腕を「L字」に曲げた状態で壁に当てます。
・そのまま身体を反対側にゆっくりひねるようにして、胸を開くような感覚を意識します。
・左右交互に10〜15秒ずつ行います。
これらの動きは、肩まわりの筋肉の緊張を和らげ、姿勢のバランスを整えやすくする働きが期待できます。
整骨院でできるサポート
ご家庭でのケアに加えて、専門的なサポートを受けることで、より早く身体のバランスを整えやすくなります。整骨院元くまなん院では、お子さま一人ひとりの姿勢や身体の使い方を丁寧にチェックし、無理のない方法で身体の軸を整えていく施術をご提案しています。
特に成長期は筋肉や骨格が変化しやすいため、外からの強い刺激を避けながら、やさしく働きかけていくことが大切です。手技によって筋肉の柔軟性を引き出し、姿勢の安定をサポートすることができます。また、学校や自宅で気をつけたい座り方や、正しい姿勢を保つためのアドバイスも行っています。
親子で意識していく「姿勢づくり」
子ども自身が自分の姿勢に気づくことは難しいものです。そのため、保護者の方が「最近、首を触っていることが多い」「肩を回すしぐさが増えた」といった小さな変化に気づいてあげることが、早めの対策につながっていきます。
ご家庭の中でも、座る椅子や机の高さを見直してみたり、一緒にストレッチをする時間を設けたりすることで、楽しく姿勢への意識を育てていくことができます。整骨院元くまなん院では、そうした親子での取り組みもサポートできるよう、日々のアドバイスにも力を入れています。
少しの意識と行動が、お子さまの未来の健康を大きく左右します。「もしかして…」と感じたときには、ぜひ一度ご相談ください。健やかな成長のために、今からできることを一緒に始めていきましょう。