悪化させたくない。寝違えた時の正しい対処法
朝、目覚めた瞬間に首が動かしにくく、鋭い痛みを感じたことはありませんか?いわゆる「寝違え」と呼ばれるこの症状は、日常のちょっとした姿勢の乱れや疲労の蓄積が引き金になることが多いです。何気ない動きで痛みが強まってしまうこともあるため、無理をせず、適切に対処することが大切です。
この記事では、寝違えたときに悪化させないための基本的な考え方や、自宅で行える簡単な工夫を分かりやすくまとめてお伝えいたします。
寝違えとはどういう状態なのか?
寝違えとは、睡眠中の姿勢や枕の高さ、冷えなどが影響し、首まわりの筋肉に過度な緊張がかかった結果、動かしたときに痛みを感じる状態のことを指します。特に首の後ろから肩にかけての筋肉に違和感が出やすく、ちょっとした動作でもズキッとした痛みが走る場合があります。
一見すると大きなケガに見えないかもしれませんが、筋肉が過敏な状態になっているため、間違った対処をすると症状が長引いてしまうことがあります。
寝違えたときに避けたい行動
痛みを感じると、つい首を大きく回したくなるかもしれません。しかし、この時期に無理に動かすことは控えた方が良いです。痛みの出ている筋肉や関節まわりには、軽い炎症が起きていることが多く、無理に伸ばそうとするとかえって負担が強くなります。
また、温めることが良いと思われがちですが、寝違えてすぐの段階では、炎症の反応が強い可能性もあるため、温めるのは少し時間をおいてからの方が安心です。まずは冷やして様子を見ることをおすすめいたします。
ご自宅での対処のポイント
1つ目のポイントは「冷却」です。痛みを感じてすぐの段階では、保冷剤や冷湿布などで軽く冷やしてみてください。冷却の目安は1回10~15分ほど。冷やしすぎには注意が必要ですので、様子を見ながら行いましょう。
次に意識したいのは「安静」です。無理に首を動かさず、痛みが出ない範囲で生活することを心がけてください。デスクワークやスマートフォンの使用時も、前かがみの姿勢になりすぎないよう、首に負担がかからない環境を整えると良いでしょう。
そして、痛みが和らいできた段階では、少しずつ肩甲骨まわりを軽く動かしていくことで、筋肉の血流を整えるサポートにつながります。ただし、動かす際も無理は禁物です。
整骨院でのサポートについて
もし数日たっても痛みが引かない、もしくは日常生活に支障が出ているようであれば、専門的なケアを受けることもひとつの選択肢になります。
整骨院元くまなん院では、寝違えによる首の不調について、丁寧にお身体の状態を確認したうえで、無理のない方法でアプローチを行っております。お一人おひとりの身体の使い方やクセに合わせたご提案を通して、快適な生活へつなげていけるようにサポートしております。
再発を防ぐための習慣づくり
寝違えは、繰り返す方も少なくありません。その背景には、普段の姿勢や身体の使い方、枕の高さなどが関係していることがあります。特に、寝る前のスマホの使用や、長時間の座り姿勢などが日常的に続いている方は、首に余計な負担がかかりやすくなります。
また、枕が合っていないと、首に自然なカーブが保たれず、睡眠中に無理な力が加わってしまうこともあります。高さや硬さなど、自分に合った枕を選ぶことも、寝違え予防には大切です。
まとめ
寝違えたときには、まず無理をせず、痛みを悪化させないように静かに対応することが大切です。冷却や安静を意識しながら様子を見て、それでも改善が見られない場合は、早めに専門家へご相談ください。
整骨院元くまなん院では、寝違えのような急な首の不調にも丁寧に対応しております。違和感がある際には、我慢せずにお気軽にお声かけください。皆さまが安心して日常生活を過ごせるよう、サポートさせていただきます。