肩こりと思っていたら痛みが激しすぎて眠れなくなったから調べてみると肩腱板断裂だった患者様の話

肩こりは日常的に感じる症状のひとつですが、実は肩こりだと思っていた痛みが、思いもよらないケガだったというケースもあります。今回は、長年肩こりに悩んでいた患者様が、ある日突然強い痛みを感じるようになり、眠れなくなるほど悪化してしまったエピソードをご紹介します。

最初は「いつもの肩こり」だと思っていた

50代の男性の患者様が、ある日「肩が痛くて眠れない」と整骨院元くまなん院に来院されました。もともとデスクワークが多く、以前から肩こりを感じていたものの、普段は軽いストレッチや入浴で楽になる程度だったそうです。

しかし、今回は今までとは違う痛みを感じるようになり、特に夜間にズキズキと痛みが強くなり、横になるのもつらいほどだったそうです。最初は「肩こりがひどくなっただけ」と思い、湿布を貼って様子を見ていたものの、痛みが全く引かず、腕を上げるのも困難になってしまいました。

検査をしてみると「肩腱板断裂」

肩の状態を確認したところ、肩の可動域が制限されており、特定の動作で強い痛みが出ていました。また、腕を上げようとすると途中で引っかかるような違和感もありました。

さらに詳しく調べた結果、「肩腱板断裂(けんばんだんれつ)」が疑われました。肩腱板とは、肩の関節を支えるために重要な筋肉や腱の集まりです。これらが何らかの原因で傷ついたり断裂してしまうと、肩をスムーズに動かせなくなり、強い痛みを感じることがあります。

なぜ肩腱板断裂が起こったのか?

肩腱板断裂は、主に以下のような原因で発生します。

◎ 加齢による組織の劣化

年齢を重ねると、筋肉や腱の弾力が低下し、少しの負担でも傷つきやすくなります。特に50代以降では、知らないうちに小さなダメージが蓄積し、ある日突然痛みが出ることもあります。

◎ 繰り返しの負担

長時間のデスクワークや、肩を酷使する作業を続けることで、肩周りの筋肉に負担がかかりやすくなります。特に、腕をよく使う仕事やスポーツをしている方は、肩腱板に負担がかかりやすい傾向があります。

◎ 転倒や外傷

転んだときに肩を強く打ったり、無理に腕を引っ張られたりすると、肩腱板に大きなダメージが加わることがあります。今回の患者様は、特に大きなケガをした覚えはないものの、長年の負担が蓄積し、気づかないうちに断裂が進行していた可能性が考えられました。

早めの対応が大切

肩腱板断裂は、放置すると肩の可動域がさらに狭くなり、日常生活にも影響を及ぼします。今回の患者様も、早い段階で適切な対応を行うことで、痛みが軽減し、肩の動きも改善していきました。

特に、夜間の痛みが強くなったり、腕が上がらなくなった場合は、単なる肩こりではない可能性もあります。そのため、「いつもの肩こりとは違う」と感じたときには、無理をせず、早めに専門家に相談することが大切です。

整骨院元くまなん院では、肩の状態をしっかり確認し、お一人おひとりに合ったケアを行っています。肩の痛みが気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

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