四十肩五十肩に似たような症状である腱板断裂とはどのような症状なのか?
肩に痛みを感じる原因はさまざまですが、その中でも腱板断裂は四十肩や五十肩に似た症状を持つことがあります。この違いを理解し、適切な対応をすることが重要です。腱板断裂について、その特徴や発生する仕組みを解説します。
腱板断裂とは?
腱板断裂とは、肩関節を支える腱板(けんばん)という筋肉と腱が損傷する状態を指します。腱板は肩の動きをスムーズにする役割を果たしていますが、加齢や外傷、繰り返しの負担によって損傷することがあります。完全に断裂する場合と、一部が傷つくだけの場合があります。
四十肩五十肩との違い
四十肩や五十肩と腱板断裂は、痛みや可動域の制限といった共通点があります。ただし、原因と症状の進行には違いがあります。
四十肩・五十肩
肩周辺の関節包が硬くなることで痛みや可動域の制限が起こります。症状は徐々に悪化し、自然に改善することも多いです。
腱板断裂
腱の損傷が原因で、痛みが急に現れることがあります。断裂が進行すると、腕を上げられないなどの動作制限が顕著になります。
これらの違いを見極めるには、適切な評価が必要です。
腱板断裂の原因
腱板断裂の主な原因は、加齢や負担の積み重ねです。特に、以下のような要因で発生しやすくなります。
加齢による変性
年齢とともに腱板の組織が弱くなり、傷つきやすくなります。
スポーツや仕事での負荷
野球やテニスなど、肩を頻繁に使う動作を続けると、腱板に負担がかかりやすくなります。
転倒や外傷
強い衝撃を受けることで腱板が損傷することがあります。
症状の特徴
腱板断裂の症状には、次のようなものがあります。
痛みの増加
肩を動かすときに鋭い痛みが出る場合があります。特に夜間の痛みが強くなることが多いです。
動作の制限
腕を上げたり、背中側に回したりする動きが困難になることがあります。
力が入らない
腕に力が入りにくくなり、物を持ち上げる動作が困難になることがあります。
腱板断裂を防ぐためのポイント
腱板断裂は、日頃の予防でリスクを下げることが可能です。
肩に負担をかけすぎない
無理な動作や重い荷物を避け、肩を保護する習慣をつけましょう。
適度な運動を取り入れる
肩周りの筋肉を鍛える軽いエクササイズを行うと、腱板の負担を減らせます。
早めのケアを心がける
肩に違和感を感じた場合は、無理をせず、早めに相談することが大切です。
腱板断裂が疑われる場合は「整骨院元くまなん院」へ
肩の痛みや動きの制限が気になる場合、放置せずに適切な対応を取ることが重要です。「整骨院元くまなん院」では、腱板断裂など肩の症状に関するご相談に対応しています。一人ひとりの状態を丁寧に確認し、安心できるサポートを心がけています。
腱板断裂は肩の不調を引き起こす原因の一つです。日常生活の中で肩を守る意識を持つことで、健康な動きを維持しましょう。