肩の関節が痛くなった時に疑いたい症状

肩の関節が痛むと、日常生活に支障が出て不便さを感じることが増えます。肩は自由に動かせる分、痛みの原因も多岐にわたります。肩関節の痛みの原因としては、使い過ぎによる疲労、加齢による変化、姿勢の崩れ、そして過去の怪我の影響などが考えられますが、いくつか特に注意が必要な症状もあります。ここでは、肩関節に痛みが出た際に疑いたい主な症状について解説します。

四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)
肩関節が痛む原因としてまず挙げられるのが、いわゆる「四十肩」「五十肩」と呼ばれる肩関節周囲炎です。この症状は、肩関節の周囲の組織に炎症が起こり、痛みや動きの制限が発生します。腕を上げる、回す、背中に手を回すといった動作がしづらくなり、時には日常生活に支障をきたすことも少なくありません。四十肩・五十肩は特に中年以降に発症しやすいため、肩に負担をかけないよう気を配ることが大切です。

腱板損傷(けんばんそんしょう)
肩の動きに重要な役割を果たす腱板は、肩関節周囲の筋肉をつなぐ部位です。腱板が損傷すると肩に痛みが走り、腕を上げる際に強い痛みを感じる場合もあります。腱板損傷は、加齢による変性やスポーツでの過度な使用によって発生しやすく、特に野球やテニスなど肩を酷使する動きを伴うスポーツ経験者に多く見られます。腱板損傷は放置すると肩の可動域が狭まるため、早めの対処が求められます。

肩のインピンジメント症候群
肩関節の構造が狭まり、周囲の筋肉や腱が挟まれてしまう状態が「インピンジメント症候群」です。この症状では、特に腕を上げた時に肩の前方に痛みが生じることが特徴です。肩を動かすと引っかかるような違和感や痛みがあり、日常生活でも腕を上げる動作がしづらくなります。インピンジメント症候群は、長期間放置すると肩の他の部分にも負担がかかり、さらなる痛みを招くことがあるため注意が必要です。

肩の脱臼や亜脱臼
肩は体の関節の中でも特に脱臼しやすい部位です。脱臼とは、関節が完全に外れてしまうことを指し、亜脱臼は部分的に外れた状態です。肩の脱臼や亜脱臼はスポーツや転倒時などに起こりやすく、激しい痛みとともに肩の動きが制限されます。何度も脱臼を繰り返すと肩が不安定になりやすいため、早めに対応して安定を図ることが重要です。

早めのチェックとケアが重要
肩の痛みは軽度であっても油断せず、早めにケアを行うことが重要です。肩の関節の状態に違和感を感じた場合、適切なケアで回復を促すことができます。整骨院元くまなん院では、肩の痛みや違和感に合わせた調整やアドバイスを行っているため、気になる症状があれば一度相談することをお勧めします。肩の痛みが悪化する前に、早めの対策で日常生活を快適に保ちましょう。

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