眼精疲労が起こっている原因はこの筋肉!しっかりとほぐしてあげよう
眼精疲労は目の使いすぎだけが原因ではなく、実は肩周辺の筋肉が大きく関わっています。長時間パソコンやスマートフォンを見続けることで、目だけでなく首や肩にも負担がかかり、それが眼精疲労を引き起こす要因になることがあります。特に肩周辺の筋肉が緊張して固くなると、血行が悪くなり、目に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなるため、目の疲れが強まってしまうのです。
眼精疲労に大きく影響を与える筋肉の一つが「僧帽筋」です。僧帽筋は肩甲骨や首の後ろ、背中上部に広がる大きな筋肉で、頭や肩を支える役割を持っています。この僧帽筋が緊張すると、首や肩が硬くなり、血流が悪くなります。結果的に目の周りの血行も滞りやすくなり、目が疲れやすくなってしまうのです。特にデスクワークやスマートフォンの使用時に前かがみの姿勢を続けると、僧帽筋が疲労しやすく、眼精疲労が悪化することがあります。
次に注目すべき筋肉は「肩甲挙筋」です。肩甲挙筋は、首の横から肩甲骨にかけて伸びる筋肉で、肩を引き上げる動作に関わっています。この筋肉が緊張すると、首や肩がこわばり、目の周りの血流がさらに悪化します。肩甲挙筋が硬くなる原因は、長時間のデスクワークや、肩をすくめるような姿勢が続くことです。この筋肉が硬くなると、肩や首だけでなく、頭や目にも疲労感が現れることがあります。
また、「胸鎖乳突筋」も眼精疲労に影響を与える重要な筋肉です。この筋肉は、耳の後ろから鎖骨にかけて走っており、首を回したり、頭を前後に動かしたりする際に働きます。胸鎖乳突筋が緊張すると、首の可動域が狭くなり、首や肩の筋肉が固まりやすくなります。この状態が続くと、目にかかる負担も増し、眼精疲労を引き起こす要因となります。胸鎖乳突筋の緊張は、スマートフォンを長時間見続ける「スマホ首」などが原因で発生することが多いです。
これらの筋肉をほぐすことで、眼精疲労の軽減が期待できます。デスクワークの合間には、肩を回すストレッチや、肩甲骨周りの筋肉をほぐす簡単な体操を取り入れることが大切です。僧帽筋や肩甲挙筋を意識的にリラックスさせることで、肩や首、そして目の疲れを効果的に緩和することができます。また、胸鎖乳突筋をほぐすためには、首をゆっくり左右に倒したり、軽く前後に動かしたりするストレッチが効果的です。
整骨院元くまなん院では、肩や首周りの筋肉の緊張を和らげるための施術が行われており、眼精疲労の改善にもつながるアプローチを提供しています。肩周辺の筋肉が原因で起こる眼精疲労は、日々の姿勢や筋肉の使い方によって改善が可能です。適切なストレッチやケアを取り入れることで、目の疲れだけでなく、肩や首の不調も軽減できるでしょう。
眼精疲労を感じたら、まずは肩や首周りの筋肉の緊張を緩めることが重要です。長時間同じ姿勢で過ごさず、適度にストレッチや休憩を取り入れることで、筋肉の疲労を防ぎ、目への負担を軽減しましょう。