肩のトラブル、肩こりと四十肩五十肩の違い。どう違うの?
肩のトラブルには、肩こりや四十肩・五十肩がよく見られますが、それぞれの症状には違いがあります。この記事では、肩こりと四十肩・五十肩の違いについて解説します。
肩こりとは?
肩こりは、多くの人が経験する一般的な症状です。主に肩周辺の筋肉が緊張して硬くなり、痛みや重さを感じる状態を指します。以下のような原因が考えられます。
長時間のデスクワークやスマホの使用
不良姿勢
ストレスや疲労
運動不足
肩こりの主な症状は、肩や首、背中の上部にかけての痛みや違和感です。重い荷物を持ち続ける、長時間同じ姿勢でいるなどが原因で筋肉が硬直し、血流が悪くなることで痛みが生じます。
四十肩・五十肩とは?
四十肩や五十肩は、40歳以上の中高年に多く見られる肩の関節の炎症や硬直を指します。医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、関節包や腱、靭帯などの炎症が原因です。症状は次のようなものがあります。
肩を動かすときの強い痛み
肩の可動域の制限
夜間に痛みが増す
四十肩・五十肩の発症原因ははっきりとわかっていませんが、加齢や姿勢、運動不足などが関与しているとされています。症状が進行すると、日常生活に支障をきたすことがあります。
肩こりと四十肩・五十肩の違い
肩こりと四十肩・五十肩の違いを見てみましょう。
痛みの場所と性質
肩こりは、主に肩や首の筋肉の痛みや重さを感じます。
四十肩・五十肩は、肩の関節の深部に強い痛みを感じ、肩を動かすと痛みが増します。
可動域の制限
肩こりでは、筋肉の硬直による違和感はあるものの、基本的には肩の動きに大きな制限はありません。
四十肩・五十肩では、肩の可動域が制限され、腕を上げたり背中に手を回したりする動作が困難になります。
痛みの時間帯
肩こりの痛みは、デスクワークや長時間同じ姿勢でいるときに悪化することが多いです。
四十肩・五十肩の痛みは、夜間に強くなることがあり、寝返りを打つときに痛みを感じることがあります。
治り方
肩こりは、ストレッチや適度な運動、温めることで改善することが多いです。
四十肩・五十肩は、自然に治ることもありますが、回復には数か月から1年以上かかることがあります。
自宅でできるケア方法
肩こりや四十肩・五十肩のケアには、以下の方法が有効です。
肩こりのケア
ストレッチ
両肩をゆっくりと回す
首を左右にゆっくりと傾ける
肩甲骨を引き寄せるストレッチ
適度な運動
ウォーキングや軽いジョギング
ヨガやピラティス
温める
温湿布や温かいタオルを肩に当てる
温かいお風呂に入る
四十肩・五十肩のケア
アイシング
炎症が強い場合は、冷やすことで痛みを和らげます。
軽い運動
痛みが和らいだら、ゆっくりと肩を動かす運動を行います。
無理をせず、痛みを感じたらすぐに止めることが大切です。
専門家のアドバイス
整骨院で適切な施術を受けることで、症状の改善が期待できます。整骨院元くまなん院では、肩こりや四十肩・五十肩のケアを行っていますので、ぜひご相談ください。
肩こりと四十肩・五十肩は似たような症状を持つことがありますが、その原因や対処法には大きな違いがあります。自分の症状を正しく理解し、適切なケアを行うことが大切です。日常生活での姿勢や動作に気を付け、無理をせずに体を大切にしましょう。