股関節が寝る時に痛くなるのには理由があります。その理由とは?
「日中はそれほど気にならないのに、寝る時になると股関節が痛い」という経験はありませんか?
仰向けで寝ていると違和感が出たり、横向きになった時にズキッとした痛みを感じたりすることもあります。夜間の股関節痛は、日常生活の疲れや筋肉の状態が関係していることが多いです。
では、なぜ寝る時に股関節が痛くなるのでしょうか?その理由と、日常で気をつけたいポイントを解説していきます。
股関節が寝る時に痛む原因とは?
股関節は、体の中心に位置し、歩く・座る・立ち上がるなど、日常の動作に欠かせない関節です。そのため、疲労や筋肉の緊張が蓄積しやすい部分でもあります。
寝る時に股関節が痛む原因として、次のようなものが考えられます。
① 筋肉の緊張や血行不良
一日中歩いたり立ち仕事をしたりしていると、股関節の周りの筋肉が疲労し、緊張した状態になります。
日中は動いているため血流が保たれていますが、夜になり 動きが少なくなると血行が悪くなり、筋肉が硬くなりやすくなります。
特に、太ももの内側やお尻の筋肉が固くなっていると、寝る時に股関節に違和感を感じやすいです。
【対策】
✅ 寝る前に軽いストレッチを取り入れる
✅ お風呂にしっかり浸かり、筋肉を緩める
② 股関節のゆがみや姿勢のクセ
普段の 姿勢のクセや骨盤のゆがみ も、股関節の痛みにつながることがあります。
例えば、次のような習慣があると、股関節に負担がかかりやすい状態になっているかもしれません。
✔ 椅子に座るときに足を組むことが多い
✔ 片足に体重をかける立ち方がクセになっている
✔ 長時間のデスクワークで同じ姿勢が続くことが多い
骨盤の位置がズレると、股関節に余計な負担がかかるため、寝ている間に違和感を覚えやすくなります。
【対策】
✅ 左右均等に体重をかける意識を持つ
✅ 座るときは足を組まず、骨盤を立てるように座る
③ 寝る時の姿勢が影響している
寝る時の姿勢によっては、股関節に負担をかけてしまうことがあります。
例えば、横向きで寝るときに、下側の股関節に圧力がかかることで、痛みや違和感が出ることがあります。
また、仰向けで寝たときに腰が反りすぎている場合、股関節にも負担がかかりやすいです。
【対策】
✅ 横向きで寝るときは、膝の間にクッションを挟む
✅ 仰向けで腰が浮きすぎる場合は、膝の下にタオルを入れる
股関節の痛みを軽減するためのセルフケア
股関節の負担を軽減するためには、日々のケアが大切です。
① お尻と太もも周りのストレッチ
股関節周りの筋肉を柔らかく保つことで、寝る時の違和感を軽減できます。
▼簡単なストレッチ
✅ 仰向けになり、片方の膝を胸に引き寄せる(30秒キープ)
✅ 座った状態で片足を反対の太ももに乗せ、上体を前に倒す(30秒キープ)
このストレッチを寝る前に取り入れると、股関節の動きがスムーズになり、違和感が和らぐことが期待できます。
② 股関節を冷やさない
冷えは血流を悪くし、筋肉のこわばりにつながることがあります。
【対策】
✅ お風呂にゆっくりつかる(シャワーだけで済ませない)
✅ 寝る時に冷えを感じる場合は、軽く膝掛けを使う
③ 適度に動く習慣をつける
日中に適度な運動を取り入れることで、股関節の動きをスムーズに保ちやすくなります。
ウォーキングや簡単なスクワットを取り入れることで、股関節の可動域が広がり、夜間の痛みの予防につながります。
まとめ
股関節が寝る時に痛む原因として、筋肉の緊張・血行不良・姿勢のクセ・寝る時の姿勢 などが考えられます。
✔ 寝る前のストレッチやお風呂で筋肉をゆるめる
✔ 日中の姿勢を意識し、股関節に負担をかけないようにする
✔ 適度な運動を取り入れ、股関節を柔らかく保つ
股関節の違和感が続く場合は、日常の動作や姿勢を見直すことが大切です。
整骨院元くまなん院では、股関節の状態や姿勢のクセに合わせたケアを行っています。
「寝る時の股関節の違和感が気になる」「日中の姿勢が影響しているかもしれない」と感じたら、一度、股関節の状態を見直してみるのもよいかもしれません。