むくみにも色々種類があるって本当?症状別にある特徴を解説

「夕方になると足がパンパンに張る」「朝起きたら顔が腫れぼったい」など、むくみを感じる場面は人それぞれです。

実は、一口に“むくみ”と言っても、いくつかの種類があり、それぞれの特徴によって原因やケアの方法が異なります。

今回は、むくみの種類と特徴について詳しく解説し、日常生活で気をつけたいポイントについてお伝えします。

そもそも、むくみとは?
むくみとは、皮膚の下に余分な水分が溜まった状態のことを指します。

通常、体内の水分は血液やリンパの流れによってスムーズに循環していますが、何らかの原因でバランスが崩れると、余分な水分が排出されずに体の一部に溜まってしまいます。

むくみが続くと、だるさや疲れやすさを感じたり、関節の動きが制限されることもあるため、早めのケアが大切です。

むくみの種類とその特徴
むくみにはいくつかの種類があり、それぞれ原因が異なります。ご自身の症状に当てはまるものがないかチェックしてみてください。

① 一時的なむくみ(生理的むくみ)
特徴
✅ 朝起きると顔が腫れぼったく感じる
✅ 長時間の立ち仕事や座り仕事のあと、足がパンパンになる
✅ 塩分の多い食事をした翌日、体がむくみやすい

原因
日常のちょっとした習慣が関係することが多く、例えば 塩分の摂りすぎや水分不足、長時間同じ姿勢でいること などが影響します。

【対策】
✅ 水分を適度に摂り、老廃物の排出を促す
✅ 足を高くして寝ることで、血流をスムーズにする
✅ こまめにストレッチを行い、筋肉のポンプ作用を活性化させる

② 慢性的なむくみ(静脈うっ滞性むくみ)
特徴
✅ 夕方になると足がだるく、靴がきつく感じる
✅ ふくらはぎを押すと、指の跡がなかなか戻らない
✅ 立ち仕事やデスクワークが続くと、むくみやすくなる

原因
血液の流れが滞ることが主な原因とされており、特に下半身の血流がスムーズに流れないことでむくみやすくなります。運動不足や筋力の低下、長時間同じ姿勢が続くことが影響しやすいです。

【対策】
✅ ウォーキングやふくらはぎの運動を取り入れる
✅ 足元を冷やさないよう、適度に温める
✅ むくみが気になるときは、軽いマッサージを行う

③ ホルモンバランスによるむくみ
特徴
✅ 生理前や生理中にむくみやすくなる
✅ 妊娠中や更年期の時期にむくみが出やすい
✅ 体全体が重だるく感じることがある

原因
女性ホルモンの変動により 体内の水分バランスが崩れやすくなることが関係しています。特にプロゲステロン(黄体ホルモン)の影響で、体に水分を溜め込みやすくなる時期があるため、ホルモンの変動がある方はむくみを感じやすくなります。

【対策】
✅ カリウムを含む食材(バナナ・ほうれん草・アボカド)を積極的に摂る
✅ 無理なダイエットを避け、バランスの取れた食生活を心がける
✅ 軽いストレッチや入浴で血流を促す

④ リンパの流れが滞るむくみ(リンパ性むくみ)
特徴
✅ 皮膚がゴワゴワと硬く感じる
✅ 普段と比べて、むくみが長時間続きやすい
✅ 片側の手足だけがむくむことがある

原因
リンパ液の流れが滞ることで、余分な水分や老廃物が溜まりやすくなります。運動不足や加齢、姿勢の崩れが影響しやすいと言われています。

【対策】
✅ 深呼吸を意識し、体のめぐりをよくする
✅ むくみやすい部位を優しくさするようにマッサージ
✅ 着圧ソックスなどを活用し、リンパの流れをサポート

むくみを予防するためにできること
むくみを防ぐためには、日々の生活の中で次のポイントを意識することが大切です。

✔ 適度な運動を習慣にする(ウォーキング・ストレッチなど)
✔ 食生活の見直し(塩分を控えめにし、カリウムを摂取する)
✔ 長時間同じ姿勢を続けないように意識する
✔ 湯船につかることで血行を促進する

むくみが続くと、疲れやすさや体の重だるさを感じることが増えてしまいます。毎日のちょっとしたケアで、スッキリした状態を維持できるようにしましょう。

まとめ
むくみには、一時的なものから慢性的なもの、ホルモンバランスが影響するものやリンパの流れが関係するものなど、さまざまな種類があります。

ご自身のむくみの特徴を知ることで、適切なケアを行うことが大切です。

整骨院元くまなん院では、日常の生活習慣や姿勢のアドバイスを行いながら、体のバランスを整えるサポートをしています。

「最近、むくみが気になる」「朝スッキリしない」という方は、毎日のケアを見直してみるのもおすすめです。

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