腰が痛くなる場所は決まっている?痛みの出るポイント9つを解説
腰の痛みを感じる場所は、人によって違います。しかし、実際には痛みが出やすいポイントが決まっていることが多いです。
「いつも同じ場所が痛くなる」「動くとピンポイントで違和感を感じる」など、特定の部位に痛みが出る方も多いのではないでしょうか?
今回は、腰の痛みが出やすい9つのポイントと、その原因について詳しく解説していきます。
腰の痛みが出やすい9つのポイント
腰痛が出る場所によって、原因や負担のかかり方が違います。それぞれの特徴を知ることで、適切なケアにつなげることができます。
① 腰の中央(腰椎周辺)
✅ 特徴
・座っていると重だるさを感じやすい
・反ると痛みが出ることがある
・長時間の同じ姿勢で症状が強くなる
✅ 原因
腰の中央には、腰椎(ようつい)と呼ばれる背骨が並んでいます。デスクワークや車の運転などで同じ姿勢が続くと、この部分に負担がかかりやすくなります。
【対策】
・こまめに立ち上がり、腰を伸ばす
・座るときは腰を支えるクッションを使う
② 腰の片側(右または左のどちらか)
✅ 特徴
・片側だけが痛むことが多い
・前かがみの動作で違和感を感じやすい
・左右のバランスが崩れていることが多い
✅ 原因
左右どちらかに偏った負担がかかると、痛みが出やすくなります。例えば、カバンをいつも同じ側の肩にかける、足を組む癖がある、片足に体重をかけることが多いなどが影響することがあります。
【対策】
・普段の姿勢を意識し、左右均等に体重をかける
・片側にばかり負担がかかる動作を避ける
③ 腰の付け根(骨盤周辺)
✅ 特徴
・歩くときや立ち上がるときに痛みを感じる
・腰よりも少し下のあたりに違和感がある
・足の動きに影響が出ることがある
✅ 原因
骨盤周辺の筋肉が硬くなると、腰に痛みが出ることがあります。特に、長時間の座り姿勢や、運動不足によって筋力が低下すると負担がかかりやすくなります。
【対策】
・骨盤周りのストレッチを行い、柔軟性を高める
・適度な運動を取り入れ、筋肉を活性化させる
④ 腰の奥(深部の痛み)
✅ 特徴
・腰の表面ではなく、奥の方がズーンと重く感じる
・動かなくても違和感を感じることがある
・体をひねると痛みが出やすい
✅ 原因
腰の奥には、インナーマッスルと呼ばれる深層の筋肉があります。この部分が疲労や緊張で硬くなると、深い痛みを感じやすくなります。
【対策】
・深呼吸を意識しながら、体をゆっくりひねるストレッチを行う
・長時間座るときは、腰に負担をかけない姿勢を意識する
⑤ 腰の上部(背中との境目)
✅ 特徴
・背中の張りを感じることが多い
・肩こりとセットで痛みを感じることがある
・猫背や巻き肩の方に多い
✅ 原因
背中と腰の境目は、姿勢の影響を受けやすい部分です。猫背やデスクワークで肩が前に出ると、腰の上部に負担がかかりやすくなります。
【対策】
・肩甲骨を寄せる動きを意識する
・座るときの姿勢を見直し、背筋を伸ばす
⑥ 腰の側面(脇腹に近い部分)
✅ 特徴
・横に体を倒すと痛みを感じる
・腰からお尻にかけて違和感が広がることがある
・疲れが溜まると張りを感じる
✅ 原因
腰の側面には、体を支える大きな筋肉がついています。運動不足や長時間の同じ姿勢で、この筋肉が硬くなると痛みが出やすくなります。
【対策】
・脇腹のストレッチを取り入れる
・腰を左右にゆっくりひねる運動を行う
⑦ 腰とお尻の境目
✅ 特徴
・長時間座ると痛みを感じる
・お尻の筋肉が張りやすい
・階段を上るときに違和感がある
✅ 原因
お尻の筋肉は、腰の動きをサポートする重要な役割を持っています。座りっぱなしの時間が長くなると、血流が悪くなり、腰とお尻の境目に負担がかかりやすくなります。
【対策】
・座る時間が長い場合は、定期的に立ち上がる
・お尻の筋肉をほぐすストレッチを行う
⑧ 腰の真ん中(仙骨付近)
✅ 特徴
・腰の真ん中にズーンと重い感じがある
・長時間立っていると痛みが出る
・姿勢が悪いと症状が出やすい
✅ 原因
仙骨周辺は、体の重心を支える重要な部分です。姿勢のバランスが崩れると、この部分に負担がかかりやすくなります。
【対策】
・腰を丸める姿勢を避ける
・正しい立ち姿勢を意識する
腰の痛みが気になるときは…
腰の痛みが出やすい場所には、それぞれ原因があります。普段の姿勢や生活習慣を見直すことで、腰への負担を減らすことができます。
整骨院元くまなん院では、腰の痛みが出やすいポイントを考慮しながら、日常生活のアドバイスを行っています。
「いつも同じ場所が痛くなる」「慢性的な違和感が続いている」など、気になることがあれば、一度ご自身の姿勢や生活習慣を見直してみるのもおすすめです。