朝起きた時、長時間同じ姿勢でいた時、歩いた後などに、膝や肘、指などの関節が動きにくくなったり、痛みを感じたりした経験が少なからずあると思います。

特に寒い時期には、より一層関節の痛みを感じやすくなります。

このような痛みを頻繁に感じていると、関節に炎症が起きている可能性があります。

関節の痛みは様々ありますが、変形性関節症や関節リウマチが代表的な症状になります。

最近では、スポーツを始めた中高年の方にも、過度な運動による関節障害が増加しています。

実はこれらの症状は、同じ関節痛を伴うものの、全く別の症状であり改善方法も異なります。

こうした事実を知らずに、ただ湿布などで対処していると、一時的に痛みは和らぐかもしれませんが、かえって症状を悪化させる可能性があります。

関節のこわばりや腫れ、痛みを感じたら、その原因を知り、適切な予防・改善法をとることが大切です。

膝は、曲げたり伸ばしたりと単純な動きしかしない関節の様に思われがちですが、曲げ伸ばしをする間に回旋と言って捻りの動きを行っています。

その動きを出す為に、関節の構造が複雑で、安定性を出すために多くの靭帯があり、更に筋肉が収縮することで安定性を助けています。

その為、筋力が弱くなってくると関節の構造自体に負担がかかることになり、膝に痛みが出やすくなります。

膝だけに限らず、体重がかかる関節、使用頻度が高い身体の部分は、関節の骨と骨の接触する面に負担がかかりやすく、その部分の関節軟骨が削れるので隙間ができ、関節の軸が変わり関節がズレ、痛みが生じる様になります。

関節の痛みがあるとその部分を動かさずに安静にしてしまうことが多いのですが、安静にし過ぎると筋力が落ち、筋力の低下によって関節の軸を維持することが出来ずに痛みが強くなるか、痛みが取れない場合が殆どです。

膝の痛み・関節痛の治療には、主に5つのステップがあります。

適正体重でない場合、それだけで膝や関節に負担を強いりますので、太り気味の方は、体重を減らすことで膝への負担が軽減されます。

そして、身体が冷えていると、関節にも負担が掛かりやすくなります。サポーターや温熱療法で膝を温めることで、血行が良くなり、症状が軽減されます。

また、膝の痛みで歩行が困難な場合は、杖などで歩行を補助する道具などを使用し、歩行時の膝への負担を軽減しましょう。

その際、サポーターを使用することで膝関節の動きを補助し、膝の曲げ伸ばしが楽になりますので、杖を使っても関節が痛い場合は使ってみましょう。

しかし、サポーターを使いすぎると筋肉が衰え、関節痛の原因となってしまいます。

ですので、足の筋肉を鍛える運動を日頃から行い、膝を支える筋肉（大腿四頭筋）を発達させることで、膝関節への負担を軽減し、症状の進行を遅らせることができます。

適切な運動を2～3週間ほど行うと、痛みの症状が軽減することもあります。

膝痛や関節の痛みを防ぐには、いくつかのポイントがあります。

関節に負担をかけない生活習慣を送ることと、運動して関節を柔軟にし、周囲の筋肉を鍛えることです。

対処法でも述べましたが、肥満気味の人は体重を減らす、肩や腰、肘、膝などを冷やさないようにして関節の負担を和らげるように心がけましょう。

また、同じ姿勢を続けないことも大切です。定期的に身体を動かすようにし、筋肉の緊張を取るように心がけると予防に繋がります。

歩行時には、少なからず身体に衝撃を受けますので外出時の靴選びも重要です。

外出時にはクッション性のよい靴を履くようにして、衝撃を逃がすようにして、正しい歩き方を行うとより効果的に衝撃を分散させることができます。

ここで言う正しい歩き方は、膝を伸ばし踵から着地し、つま先で後ろへ蹴る歩行方法です。

すでにO脚やX脚になっている方は、そのままにしていると関節痛を引き起こす場合がありますので靴のインソールなどで補正するとよいでしょう。

膝の痛みや関節痛を施術する場合は、痛みの生じている関節だけみるのではなく、その隣、もしくは遠くの他の関節までみていく必要があります。

そしてただ関節ズレを戻しても関節の安定性を高める筋肉の筋力が低下することで軸がズレる場合がありますので、ズレを戻し痛みの無い状態にして筋力を回復させることも施術の大事なポイントになります。

主に、AKA施術法を中心とした関節にも負担をかけず痛みの少ない施術になっているので安心して受けて頂けます。

長年お悩みの関節痛を熊本整骨院元 くまなん院で解消していきましょう。