様々なテーピングとその用途
投稿日:
スポーツ選手がテーピングをよく使っている場面を目にする少なくありません。
スポーツ選手は、激しい運動で痛みやすい関節部分を固定する事によって、ケガの予防や傷んでる箇所の応急処置をテーピングによって行っています。
ですので、スポーツする時にしかテーピングを使わないだろうと思っていませんか?
実は、テーピングはきちんとした知識があれば、日常生活を快適に送る事ができる道具として利用することができるのです。
今回は、テーピングの知識を深めて貰うため、その役割などを解説していきます。
テーピングの効果
テーピングをする事で得られる一番の効果は「抑制」でしょう。
関節周辺の筋肉を支えるように貼る事で、可動できる範囲を抑制しケガの予防を行います。
また、可動域を抑制するように固定を行えば、痛みの軽減も同時に行う事ができます。
さらにテーピングの種類にもよりますが、皮膚を持ち上げてリンパ液や血液の流れを良くする効果も持っているため疲労回復にも効果があると言われています。
このようにテーピングには部位を固定するだけではなく様々な用途で使えます。
テーピングの種類
そしてテーピングは、なにも1種類だけではありません。
伸びるタイプの物もあれば伸びないタイプの物も存在しており、用途によって使い分ける事ができます。
固定したい部分やどうしたいかという用途によって、使い分けるとよいでしょう。
この記事では、よく使用するキネシステープとホワイトテープを説明していきます。
キネシステープ
キネシステープは、主に痛みや内出血の改善を目的としたテープで伸縮性があります。
スポーツのパフォーマンスを向上する事を目的で貼るのですが、日常生活でコリ固まった筋肉に貼って血行を促進させる目的でも使用できるので、腰や膝など痛みがある場所に貼ると痛みをある程度緩和できます。
注意したいのが湿布ではないので薬が塗っているわけではありません。
貼り方も筋肉に沿って貼るので、ただ単に貼るだけでは効果はありません。正しい貼り方や位置を身に付けないと効果は半減します。
ホワイトテープ
ホワイトテープはテーピングの中では知られている伸縮性の無いテープで、痛みが出ている部分を動かない様に固定してケガの再発や悪化を防止するのに使います。
かなり固く固定されるので捻挫などと言った動かしてはいけない状態の時に使用します。
動きがある程度制限されていても、動作に支障をあまりきたさない手首や足首などを固定します。
慢性的な関節の痛みでは使用する機会はあまりないでしょう。
まとめ
テーピングは今や、運動で痛めた関節を守るだけではなく、日常生活を送る上で辛くなった慢性的な痛みに対しても使えるように進化しています。
その為、専門的な知識が必要ですが学んでさえすれば痛みを和らげる道具になります。
現在は一人で巻けるセルフテーピングなどと言ったテープも販売されているので、使用目的に応じて最適な物を用意しておくとよいでしょう。